キャリア

今年の転職計画

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前回、『今のビザの有効期限が切れる前に新しいビザを手に入れられなくてクビになるかも』みたいな話をしました。その後日談なのですが、大使館の方に色々とサポートをしてもらった結果、無事にビザを更新できました

…で。無事にクビを免れた後にこんな話をするのはおかしい気もしますが、今年は転職して別の街(それか国)へ行きたいと思ってます。(実は去年の下旬から転職したいと思ってました。)今日はその理由と計画について書こうかなと。

今年の転職計画

今年の転職計画のゴールは、Full stack web developerの職をこの記事の後半で話す『転職先を探す予定の国・街リスト』のどこかで得ること。理想はJava(Spring)+Reactの組み合わせ。PHP(Laravel)+Reactでも可。タイムリミットは今年の終わりまで。

転職したい理由

理由は以下の3つ。

理由1:冬でも空気がきれいな街に住みたい

私が住んでいる街(ヴロツワフ)の市民には申し訳ないのですが、私にはこの街の冬が辛いです。過去の記事にも書いたのですが、大気汚染のせいか今年の冬の間にしょちゅう鼻が詰まってしんどい思いをしてました。それさえなければもっと楽に住めるんですが…。

(注:これからポーランドを訪れようと思ってる人を不安にさせたくないので一応言っておきますが、私にとってこの街の冬がしんどい理由は、私がただ鼻詰まりしやすい体質なだけかもしれません。誤解なきよう。)

理由2:もっと稼ぎたい

ポーランドの平均月収(控除前)は13~14万円くらいです(注:2018年の時点です。参考文献)。で、私の月給は控除前で36万円をちょっと超えるくらいです(手取りは30万未満)。

今の仕事のオファーを貰った時、『現地人の倍以上もらえるんだったら、結構いい暮らしができるんじゃないの?』と期待していたんですが、今になって振り返ってみると考えが甘かったなと感じずにいられません

オーストラリアに住んでた頃と違って、ポーランドに来てから街の中心にオウンルームを借りれるような生活を送れるになりました。外食もちょくちょくしています。それでいながら収入の半分以上を貯蓄できています。が、そんなゆとりのある暮らしができるのはあくまでポーランドに滞在してポーランドの商品・サービスを買って生活する場合の話です。

ポーランドのスーパーにて:果物とナッツ類
本当に安いの?ポーランドの物価と税金の仕組み、そして私の1か月の生活費を紹介「物価が低い国に住みながら日本人のサラリーマン並みに稼げれば、楽な生活が送れるのでは?」海外移住に興味がある方の中には、そういう(やらしい)事を考えている方は結構いるんじゃないかと思います。 で、今日は「物価が低い国に住んでみようかな」と思っている人へ、ポーランドで生活するのがどのくらいかかるかについて話します。...

↑の記事を読んでもらうとわかるのですが、ポーランドの一人当たりGDPは日本の約半分であるにも関わらず、日本の価格とほぼ同じ商品・サービスが存在します。特に輸入品はその傾向が強いです。その為、外国産の物・サービスをたくさん買ったりすると、それほど生活は安く上がらないことに気付きました(これについては別の記事で詳しく書く予定)。

それに加えて、せっかく近隣諸国へ旅行しやすいヨーロッパに来たんですし、旅行中に財布を気にし過ぎたくないなぁ、と。

そういった理由があり、『ポーランドの基準で高給だからって、今の賃金で満足しちゃいけない。もっと稼がねば』という思いが日に日に強まってます。

理由3:そろそろ違う技術を使いながら働きたい

現在、私の肩書はSoftware Engineerなのですが、仕事内容の8~9割がReactを使ったフロントエンド開発であり、実質フロントエンド開発者として働いています(残りの1~2割はJavaとOracle DBを使ったバックエンド開発)。が、『今の職場でこれまで通りReactを使ってても、もう新しい事を覚えられないのでは?』というところまで来てしまいました。毎日やっていることがあまりにも代り映えしないので。

で、転職するならJava(Spring)+Reactを使ったfull stackなポジションで働きたいなぁと。

『full stackって?』と疑問な方の為に説明すると、

フルスタックとは、主にウェブ開発において、複数種類(ないしは「あらゆる」種類)の開発技術を習得しており、開発業務における一通りの需要に応えられるような技能・スキルのことである。そのような技能を身につけた開発者は「フルスタックエンジニア」「フルスタック開発者」のように呼ばれることが多い。

参考文献

私はこの1年でReactを使った開発についてかなり学べたと思います。前職でもReactを使ってましたが、テストを書いたことが無かったし、リードエンジニアの先輩も試行錯誤しながらやっていたので、自分が書いてるコードが本当に良いのか(=可読性があるか、メンテナンスしやすいか、といったこと)わからないまま働いていました。が、この1年で(昔と比べると)だいぶ自信をもってReactを使った開発ができるようにはなりました。だからこそ、そろそろ別の事に挑戦したいなぁと。

Reactを使った開発は今の自分の一番の強みだと思ってます。なので、Reactを使ったfull stackなポジションに応募すれば、自分の強みを活かしつつバックエンドの技術も覚えられそうなので、理想的なんじゃないかなと思ってます。

今の会社でもバックエンドのコードを書く時はあるんですが、既に話した通り全体の仕事量の1~2割程度しかないので…別の会社へ行った方がJavaを使う機会に恵まれそうな気がしています。

私はPHP(というかLaravel)を使った経験もあります。Laravelでコードを書くのは好きですしそこそこ自信もあるんですが、長期的に見てキャリアの選択肢を増やすためにはJavaで職歴を積んでいった方が良い戦略じゃないかと思ってます(理由について話すと長くなるんで割愛)。

去年の失敗を振り返る

去年も数か月転職活動をしていたのですが、応募した会社からは全部落とされました。この時の反省点は…

反省点1:コーディング試験対策が甘かった

特にSQLです。フロントエンド中心の仕事をしてきたせいなのか、自分でも『やべー、こんなのも覚えてないのかよ!』と驚くほどSQLの書き方を忘れてしまいました。

反省点2:面接を入れすぎて準備する時間を入れられなかった

『転職したい!』と焦り、たくさん応募しまくった結果、短期間のスケジュールに面接や試験がたくさん入ってしまったことが何度かありました。で、結果的にコーディング対策や面接対策にあまり時間を割けませんでした。

反省点3:単純に私の知識・技術が不足していた

去年はヨーロッパ内のReact developerのポジションを中心に応募してました。その時、課題や技術面接で上手く答えられなかったことは私のもう一つのブログに記録しておきました。だから面接や課題で似たような問題に直面しても、同じ過ちは繰り返さないはず…

課題

で、これらの反省点を踏まえて私がやらなくてはならない課題は…

課題1:DB・SQLの復習

フルスタックな求人だったら多分DB関連の質問やSQLの問題を出されることが予想されます。なので、LeetCodeCracking the Coding Interview等のリソースで要復習。

課題2:コーディング試験対策をする(特にJava)

これもLeetCodeとかでできるかなと。

課題3:Javaの技術面接でどんな問題がでるか調べる

ネットでJava developer向けの技術問題について情報収集し、ブログでまとめて記録しておく予定です。また、Java開発者のポーランド人から勧められたEffective Javaという本でJavaの勉強をします。

課題4:面接や試験をスケジュールに入れすぎないように気を付ける

面接や試験が1か月に1・2回あるようにスケジュールを設定すれば、準備不足で落ちる可能性は下がるんじゃないかと。去年のように無鉄砲にCVを送りまくるのはやめて、応募先から返事がきたらゆとりのあるスケジュールを設定し、1件ごとに焦らずに対策を練っていくつもりです。タイムリミットは今年の末なので、まだ時間はあるはず…

転職先を探す予定の国・街

後で多少変わるかもしれませんが、現時点で興味がある国・街はこれら。

(興味がある順に並べました。)

  1. ポーランド:グダニスク、ポズナニ(もしかしたらワルシャワも)
  2. オーストリア:ウィーン
  3. フィンランド:ヘルシンキ
  4. ドイツ:ベルリン(もしかしたらミュンヘンも)
  5. エストニア:タリン
  6. チェコ:プラハ
  7. スウェーデン:ストックホルム

1番目にポーランドのグダニスクとポズナニを挙げました。去年、このブログで『ポーランドにずっと住み続けるのは自分には無理っぽい』みたいな話をしたのですが、最近少し考えが変わりつつあります。理由はポーランド語を覚えるのが楽しくなってきたからです。

『ポーランドでは冬の間の大気汚染が深刻』ってな話を過去にしましたが、どうやらグダニスクという街(ポーランドの北の方にある、海沿いの街)は冬でも空気の質がかなり良いらしいということを知りました。もしそこで今以上の収入を稼げるなら、そこに住んでみるのも面白そうな気がしています。

ポズナニはグダニスク程ではないですが、主要都市の中では空気の質が良いらしいです。グダニスクは空気がきれいな一方、それほど求人は多くないので、比較的仕事のチャンスに恵まれているポズナニなら転職の難易度自体は低いんじゃないかと。

(グダニスクもポズナニもまだ行った事が無いので、今年下見に行きます)

ポズナニ・グダニスクの位置グダニスクとポズナニの位置(Gdańsk=グダニスク、 Poznań=ポズナニ)

ワルシャワは冬の間の空気の質はそれほど良くないみたいですが、大きな国際空港があるので、日本へ帰国したくなったり海外旅行をしたくなった時に便利そうな気がしてます。それに外国人の数も多そうなので、コネもつくりやすいかもしれません。ITの求人も多いです(でもやはり空気の質が気になるので…グダニスクとポズナニの方が自分にとっては良い選択肢なのかもしれません。そもそも転職したい理由の一つが『冬でも空気がきれいな街に住みたい』ですし)

スケジュール

  • 3月上旬:現在やっているUdemyのJavaのコースを終わらす
  • 3月下旬:DB・SQLの復習
  • 4月上旬~中旬:LeetCode等でJavaのコーディング練習
  • 4月下旬~5月上旬:Javaの技術面接について情報収集→技術ブログにまとめ記事を書く
  • 5月中旬:応募開始
  • それ以降:応募→落ちたらフィードバックを貰う→自分に何が足りてないところを分析→技術不足・知識不足な分野について勉強しつつ応募を続ける

と、こんな具合に計画を進めていき、12月までに新しい会社からオファーを貰えるように頑張る所存です。

また、上記の『転職先を探す予定の国・街リスト』には、まだ行ったことのない場所が入っているので、5月か6月中にそういった街を下見したいと思ってます。今後コロナウイルスがヨーロッパでどれだけ広まるか若干不安ですが、それまでに終息していることを願ってます。もししてなかったら…旅行できない分、勉学に励もうかと思います。

それまでこのブログはこれまで通り月に1~2回の頻度で更新したいなと。あと、去年『モテたいから筋トレしたり、外に出る機会を増やして出会いの頻度を上げたい』みたいなことを言いましたが、こっちも忘れてはいません。そしてポーランドの勉強も継続してます。

忙しくなってきそうです。

POSTED COMMENT

  1. ゆきち より:

    こんにちは!ビザの更新無事に終わって良かったですね。今後の転職活動などのお話楽しみにしています。

    高橋さんの仕事の事についてお伺いしたいのですが、高橋さんはフロントエンドのディベロッパーということですが、デザインなども担当されたりするんでしょうか?

    またReact以外のcssなども書いたりしますか?
    Flex box やcss grid などなど、、どこまでフロントエンドエンジニアになるためにカバーすれば良いのか分からず、、、お仕事で使われる技術について教えていただけると嬉しいです。

    • 高橋 より:

      ゆきちさん

      こんにちは。コメントありがとうございます。

      >高橋さんはフロントエンドのディベロッパーということですが、デザインなども担当されたりするんでしょうか?
      デザインらしい仕事は全くしてないです。私のチームにはStyke guidelineなるものがあり、HTMLの要素を更新するときはそのガイドラインに沿ってCSSを書くだけです。とはいっても、私達が開発しているアプリのフロントエンドはそのガイドラインに沿って作られたコンポーネントを使いまわすだけで更新できる場合がほとんどなので、私はそのガイドライン自体もう久しく見てませんが。

      >またReact以外のcssなども書いたりしますか?
      してます。

      >Flex box やcss grid などなど、、どこまでフロントエンドエンジニアになるためにカバーすれば良いのか分からず、、、お仕事で使われる技術について教えていただけると嬉しいです。
      これについて話すとちょっと長くなってしまうので、次回の記事のネタにします!1週間ほど執筆時間をください。

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