狙いめな職種がわかり、何を勉強するか決めたところで、どこの学校に出願するかを決めなければなりません。
もしあなたが・・・
- もう自分の英語力に自信があり、自力で情報収集できる
- 留学資金に困っていない(つまり、どこの学校に行っても学費を払えるしどの街にも住める)
・・・のであれば、QSやTimes Higher Educationなどを参考にし、自分の行きたい学部が高く評価されている学校を自分で探し、あるいは留学エージェントから現地で評判の良い大学を教えてもらい、そこへ出願すれば良いでしょう。
しかし、まだそれ程自分の英語に自信が無い人・留学資金に限度がある人(大多数の人がそうでしょう)には、まずは都市ごとの物価を調べ、それから学校を決めることを勧めます。
都市部に住めば仕事を見つけやすい…とは限らない
都会に住む最大のメリットは仕事の数が多いことでしょう。
では、卒業後にすぐ現地で働きたい人は都会へ行くべきかといえば、必ずしもそうではない気がします。
理由は・・・
- 地方によっては、地方就労ビザ (Skilled Regional (Provisional) visa)や推薦技術移住ビザ(Skilled Nominated visa)といった特殊な就労ビザ・永住ビザを取得できる可能性が出てくる
- あなたが住む街にあなたのような外国人求職者が多数やってくれば、求人の競争率は都会も地方もそれほど変わらないかもしれない
なので、仕事の数よりも、物価やその街の特徴などで決めることをお勧めします。
では、オーストラリアの物価はどのくらいなのでしょうか?
オーストラリアの物価(例)
以下は大手のスーパー(Coles,woolworths)で買える食料品の値段の例です。
パン700グラム:1〜3.7ドル(メーカーによって大きく変動)
牛乳1リットル :1〜2ドル(同上)
りんご :100gあたり2〜3ドル(ブランド・時期によりけり)
コーラ1缶 :2.5〜3ドル(大手スーパーで箱買いするともっと安くなります)
オーストラリアの主要都市の中で私が長期間滞在したことがあるのはブリスベンだけですが、これまで他の街を訪れた時、家賃以外で大きな物価の変動は見られませんでした。
なので、オーストラリアの各都市の物価を知るためには、それぞれの街の家賃の違いを知っておくといいでしょう。
主要都市の家賃
シドニー | メルボルン | キャンベラ | ブリスベン | パース | アデレード | |
1週間分の家賃 (シェアハウス) |
289 | 216 | 194 | 193 | 184 | 164 |
(数字は豪ドルです。)
以上のデータはこちらから持ってきました。これらの数字は2016年時点の家賃ですので、現時点では若干変動があるはずです。なので、都市ごとにどれだけ家賃の差があるかを参考とするとよいでしょう。
都市ごとに生活費はいくらかかるのか
私が学生だった頃は2013~2015年で、ブリスベンに住んでいました(これを書いている今もそうですが)。
当時、家賃や食費等の全ての出費(学費や帰国時の飛行機代等は除く)は週250ドル程度で収めることができました。しかし、物価の上昇のため、2018年の時点でアルバイトをしていない学生が週250ドル程度で生活するのは少し難しい気がしています。
もしあなたが
- 家賃がブリスベンと同じくらいの街に住む
- アルバイトをせずに学業だけに専念したい
- シェアハウスに住んで自炊中心で生活する
・・・と仮定すると、週280~300ドルはあった方がいいと思います。
上述の通り、家賃以外の物価にはそれほど大きな変化はありません。(あくまで私の印象ですが。)なので、もしあなたがシドニーに住むなら毎週の出費は380ドル前後、アデレードに住むなら260ドル前後といったところでしょうか。
まとめ
もし時間とお金に余裕があるなら、現地に来て下見することが望ましいです。そうでない場合、都市別の生活費を調べるて決めると良いでしょう。この国に留学するのはお金がかかりますので。