オーストラリアで就活

オーストラリアの就労ビザの種類・申請方法を知ろう(2019年3月更新)

注:この記事は2018年9月に書きましたが、就労ビザの期限および申請要件は毎年変更される可能性がある為、定期的に更新していきます。最終更新月はタイトルをご参照ください。

この記事では、オーストラリアで働きたい人は

  1. 自力でどんなビザを取れるか
  2. スポンサーを見つければどんなビザを取れるか

についてお話しします。

自力で取れるビザ

ワーホリビザ

あなたの年齢が18〜30歳でしたら、ワーホリビザが最も簡単に取れる労働ビザでしょう。

オーストラリアでは、ワーホリビザの期限は1年です。2019年9月時点では31歳以上の方はワーホリビザを取得できないものの、現政権は年齢の上限を35歳までに引き上げようか検討中らしいです。最新の情報は政府のホームページから確認しましょう。

オーストラリアのワーホリビザでは、同じ雇用主の下では最大で6ヶ月しか働けません。政府のホームページからの説明はこちらから。

オーストラリアのワーホリ、最大6ヶ月間でしか同じ雇用主の下で働けません

ワーホリビザ(Second)

一度目のワーホリ期間中に特定の地域特定の仕事を3ヶ月していた方は、Second working holiday visa、通称セカンドワーホリビザを申請し、さらにもう1年間オーストラリアで働く事が可能です。

セカンドワーホリにも一度目のワーホリと同様に同じ雇用主の元では最大6ヶ月しか働けないといった制限がありますので注意。

特定の地域”とは、簡単に言うと、キャンベラ、シドニー、ニューキャッスル、セントラルコースト(NSW)、ウーロンゴン、ブリスベン、ゴールドコースト、メルボルン(の都市部)、パースを除いた地域です。

特定の仕事”の代表的なものは…

1・植物及び動物の飼育

  • 果物、野菜の収穫およびパッキング
  • 販売及び繁殖を目的とした動物の維持

2・漁業

  • 魚および他の海洋生物の捕獲に直接関連する業務

3・林業

  • 栽培場での伐採、木々の植え替え

4・鉱業/鉱山業

  • 石炭の採掘、オイルやガスの抽出

5・建設

  • 住居/非住居の建物の建設

(これらの仕事及びセカンドワーホリ申請に関連した地域の詳細を知りたい方は政府のページからどうぞ)

卒業ビザ(Temporary Graduate visa – subclass 485)

50歳未満でCRICOS(政府が認定した、留学生を受け入れられる学校・課程)に登録されているコースを修了した人が取れるビザで、Graduate Work Stream とPosrt-Study Work Streamの2種類が存在します。

以下がそれらの違いです。(*が付いている項目には表の下の説明をご覧ください。)

申請条件 期限
Graduate Work Stream
  • MLTSSLに載った職業の中で、485GWと関連している職業を選ばなければならない*
  • ビザ認可団体から技術審査を受けなければらない*
  • CRICOS認定のオーストラリアの学校をビザ申請6ヶ月以内に卒業している
  • その学校から得た学位・資格があなたが選んだ職業と関連している
18ヶ月
Posrt-Study Work Stream
  • 初めてオーストラリアで学生ビザを取得したのが 2011年11月5日以降である
  • Bachelor, Masters, Doctral degree(学士・修士・博士号)のどれかをビザ申請6ヶ月以内に取得した
 2〜4年*

以下、補足説明です。

「MLTSSLに載った職業の中で、485GWと関連している職業を選ばなければならない」ってどういうこと?

過去の記事でMLTSSLについて説明しましたが、ここでもそれと同じ説明を繰り返します。

オーストラリアには外国人向けのビザの対象となる職業の一覧のようなものがあり、そのうちの一つがMLTSSL(Medium and Long-term Strategic Skills List:中・長期計画的技術リスト)、もうひとつがSTSOL(Short-term Skilled Occupation List:短期的職業リスト)です。

一部の就労・永住ビザを申請する際、これらのリストに載っている職業ができることが条件となっている場合があるのです。

砕けた言い方で言うと、「これに載っている仕事ができる外国人だったら卒業ビザや技術系の就労・永住ビザを申請できるよ」、という訳です。(これに載っている仕事ができるだけでビザが取れるという訳ではありません。)

485GWとはGraduate Work Streamの略称です。MLTSSLに載っている485GWと関連した職業は、政府のページから探すことができます。

ビザ認可団体の技術審査って?

一部の就労・永住ビザに申請する際に必要な、政府から認定された団体による審査です。参考までに、私が受けた審査を以下のようなものでした。

私がしたことは・・・

  • 卒業証明書、雇用主からの推薦状(つまり、オーストラリア人を雇う代わりにこの人を雇いたいといった趣旨の手紙)、パスポートのコピー等をオンラインで認可団体に提出
  • 同様に、認可団体のウェブサイトで個人情報に関わる質問にいくつか回答
  • 申請代(500ドル前後でした)を払う

1ヶ月後、メールで合格の通知を貰いました。ビザ認可団体はACS、職業はSoftware and Application Programmerです。

(「技術審査」と聞いていたので、プログラミングの課題やアルゴリズムの問題が出るのかと思っていましたが、そういったものは全くありませんでした。)

認可団体の一覧はこちらから

Post-Study Work Streamの有効期限はどう決まるの?

以下のとおりです。

学位の種類 有効期限
Bachelor

Bachelor Degree with Honours

Masters by Coursework Degree

Masters (extended) Degree

2年間
Masters by Research Degree 3年間
Doctoral Degree 4年間

スポンサーを得ることで申請できるビザ

現在、スポンサーを得ることで申請できるビザは以下の3つです。

申請条件 期限
Temporary Skill Shortage visa

(TSSビザ)

STSOLに載った職業を選んだ場合は2年(職業によっては4年

 

MLTSSL・ROLの場合は4年

Employer Nomination Scheme (ENS) visa

(雇用主指名ビザ)

  • 雇用主から指名を受けている
  • ビザ申請時の年齢が45歳以下
  • ビザ申請時に雇用主からもらった仕事に就くために必要な資格や免許を持っている(必要な場合)
  • IELTS・TOEFL iBTといった英語のテストで一定の点数をとっている(IELTS Genralの場合、各科目の点数が6点以上
 期限なし
Regional Sponsored Migration Scheme (RSMS) visa

(地方スポンサー移住ビザ)

期限なし

これら以外のビザ

オーストラリアで働くためには、これらのビザ以外では

  • 永住権を取る
  • 学生ビザを取る

といった方法があります。

ただし、永住権を取るのは(一般的にいって)就労ビザを取るよりも複雑な上に時間がかかることが多く、学生ビザでは週20時間しか働けないといった規制が存在します。なので、これらのビザについてはこの記事では割愛します。

結局、どのビザを狙えばいいのか?

あなたが留学する予定で、あなたの目的が出来るだけ長く働きたいのでしたら、卒業ビザ(Posrt-Study Work Stream)を取得し2年(あるいはそれ以上)働き、その後・・・

  • 雇用主からTSSやENSのスポンサーになってもらう
  • 新しい雇用主・スポンサーを探し、TSSやENSのスポンサーになってもらう
  • 永住ビザに切り替える

などしてビザを延長するのがおそらく最も堅実な方法かと思います。

もしあなたが・・・

  1. もうすでに語学力に自信があり、そして
  2. STSOL・MLTSSLに載っている職業経験が2年以上ある

・・・ようでしたら、求人サイトからビザのスポンサーになってくれる企業に自分から応募し、TSS・ENS・RSMSを出してもらうのが良いと思います。

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