留学準備

専門学校と大学(院)、オーストラリアでITを専攻するならどっち?

プログラミング/コーディング画面

「大学では文系の学部にいた(orいる)けど、海外でITエンジニア・プログラマーとして働くことに興味がある」

オーストラリアに来ている日本人のワーホリ・留学生で、そう話す人に何人か会ったことがあります。オーストラリアにはIT未経験でも修士から始められる課程を提供している大学院が存在します…が、高い学費が原因で、そういった人の多くが躊躇しているように思えます。

もしあなたが学費がネックとなって留学を躊躇っているようでしたら、大学・大学院だけでなく専門学校も検討されることをお勧めします。

オーストラリアにおける専門学校とは

オーストラリアにおいては、専門学校はTAFEあるいはCollegeと呼ばれています。TAFEとは州立の専門学校です。

専門学校に通う人の多くは、通常2年かかるDiploma(ディプロマ)と呼ばれるコースを修了し、その後は仕事を探すか専門学校の単位を移行しつつ大学で勉強を続けます。

専門学校を選ぶメリット

オーストラリア人達に囲まれる可能性が高い

私が住んでいる街に存在するTAFEに通っていた友人曰く、「同級生の9割以上はオーストラリア人だった」そうです。専門学校を選べばオーストラリア英語に慣れることができ、ローカルの友達を作れる機会に恵まれるでしょう。

それとは対照的に、大学院は留学生の割合が高いことが多いです。これはあくまで私の経験ですが、一度グループワークで

  1. 中国人×2
  2. インド人×1
  3. イラン人×1

・・・といったグループに入ったことがありました。実際、2年間の学生生活でできた級友のほとんどは留学生でした。

学費が大学・大学院よりもずっと安い

専門学校の学費は学校によりけりですが、年間の学費は$10,000〜$15,000の間であることが多いです。(Queensland州のTAFEの場合)

大学院の年間の学費が安いところでも$22,000程してしまう事を考えると、自費で留学するつもりの方にとっては魅力的ですよね。

大学に編入することで、直接大学に入るよりも費用を抑えられる

先程少しだけ触れましたが、オーストラリアでは専門学校を卒業した後に大学に編入し、専門学校で取得した単位をそのまま大学に持ちこすことが可能な場合があるのです。Queensland州を例に挙げますと、TAFE Queenslandがそういった専門学校の例です。

オーストラリアでBachelor(学士)を取るには通常3年かかります。TAFEを経由した場合と大学に直接入った場合、どれほど学費の差がでるでしょうか?

TAFEの年間の学費が$10,000、大学の学費が$20,000と仮定すると…

TAFEと大学にそれぞれ1年半通った場合、TAFEで$15,000、大学で$30,00、なので合計で$45,000

それに対し、大学に3年通った場合は$60,000もかかってしまいます。

大学(院)を選ぶメリット

卒業ビザの条件が良い

大学・大学院を卒業すると卒業ビザのPosrt-Study Work Streamを申請することができます。

TAFEでDiploma等を取得してから卒業する場合も卒業ビザに申請することができますが、その場合はGraduate Work Streamに申請することになります。こちらのビザは期限が短いことに加えて一部の職種に就く予定の人しか申請できません。

あなたの専攻がITで開発の仕事に興味があり、専門学校を出て現地の仕事を探すようでしたら、Graduate Work Streamの対象となっている仕事を探さなければなりません。

具体的に言うと・・・

  • Analyst Programmer
  • Computer Network and Systems Engineer
  • Developer Programmer
  • Software Engineer

・・・といった肩書の仕事を探すこととなります。

が、もしあなたが大学(院)を出てしまえば、特に肩書などを気にせずに就活ができます。

2つの卒業ビザの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

大学・大学院の学位必須の求人に応募できる

プログラマー・ソフトウェアエンジニアの求人の中には、大学(院)で学位を要求する求人がたまにあります。

専門学校を選んだ場合はこういった求人に手が届かないので、大学(院)を出たほうが選択肢が増えるといっていいでしょう。

まとめ

オーストラリアだけでなく(日本を含め)国外の求人にも興味がある方や、ローカル達に囲まれたい人、そしてコストが気になる方にとっては、専門学校がベストなのではという気がしてます。

それに対し、大学(院)は「どうしてもオーストラリアが良い!」と、現地での就職にこだわる人向けの選択肢と言っていいでしょう。

POSTED COMMENT

  1. こうみ より:

    高橋さん、こんにちは。度々コメントさせていただいてます。
    私もWeb Developerを目指しており今は独学ですが近々専門学校で
    DiplomaかBootcampに参加しようか悩んでいます。
    Bootcampは費用があまりにも高額なので躊躇していますが実践的で良さそうです。

    高橋さんがオーストラリアにいらっしゃった時に周囲にBootcampを卒業して
    Developerになられた方などはいらっしゃいましたか?
    ご意見伺えると幸いです。

    よろしくお願いいたします。

    • 高橋 より:

      こうみさん

      こんにちは。
      申し訳ないのですが、Bootcampに通ったことがある人にあったことが無いので、私からは何とも言えないですね…。
      こうみさんは確か永住権をすでに持っていらっしゃったかと思いますので、
      カリキュラムが納得いくものであり、卒業生の就職率が良ければBootcampを選んでみてもいいかな?とは思います。

      • こうみ より:

        高橋さん、いつもご丁寧な返信を頂きありがとうございます。
        そうでしたか。わかりました。私も高橋さんのようにComputer Scienceの
        Masterを取りたいのですが記事でも書かれている通り、学生の9割が留学生っていうのが引っかかっています…。せっかくオーストラリアにいるのでローカルな経験を積みたいですが中々費用、学校の雰囲気などオーストラリア特有の問題があって難しいところです…。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください