ポーランドで働く

ポーランドの就労ビザ取得までの記録

ポーランドでの就労ビザ取得までの記録

ポーランドでの会社員生活が始まりました。

ポーランドで働くことに興味がある方へ向けて、今日の記事ではポーランドでの就労ビザ取得のために何をしなければならなかったかを時系列順で書いていきます。

初めてこのブログへいらっしゃった方へ説明すると、私は2018年の11月に某企業のポーランド支社から仕事のオファーをいただき、それがきっかけでポーランドの就労ビザを申請することとなりました。

(なぜポーランドなのか、そして私がポーランドで何をしたいのかについては、いずれお話ししたいと思います。気が向いたら。)

就労ビザ取得までの大雑把な流れ

就労ビザの取得までの流れは次のような感じでした。

  1. 就労許可証の申請に必要な書類をビザエージェント(後述)へ送る
  2. ビザエージェントが就労許可証に必要な他の書類を集めるのを1か月ほど待つ
  3. ビザエージェントが就労許可証をポーランドの移民局へ申請する
  4. 就労許可証の認可を1月ほど待つ
  5. 就労許可証が認可されたら、原本を受け取る
  6. 就労許可証+その他さまざまな書類(後述)を持参し、都内のポーランド大使館へ就労ビザを申請しに行く
  7. 翌日、ビザが発行される

ビザの取得にかかった時間は、仕事のオファーをもらってから数えると約3ヶ月間でした。

以下、就職決定から就労開始までの記録です。

ポーランドでの就職決定(11月下旬)

2018年の11月下旬、今の転職先からオファーを貰いました。職種はSoftware Engineerです。

面接後、人事の方に「勤務開始は何月からになりそうですか?」と尋ねると

「ビザの取得に2〜3ヶ月くらいかかるから、2月か3月かな。ちなみにビザの申請はビザ申請の代行業者がやってくれる。彼らの支持を仰いでくれ」とのこと。

あまり無職期間が伸びてしまう事を望んでいなかったので、「ビザの取得がスムーズに行って、2月中にはヨーロッパに住めたらいいなぁ」などと期待しておりました。

ビザ申請開始(12月上旬)

上述のビザ申請代行業者(以下、ビザエージェント)から連絡を貰う。

「ビザの申請をする前に労働許可証の取得が必要です。なので、労働許可証の申請に必要な書類を私たちに送ってください」、との指示が。

この時に送った書類は…

  1. パスポートのコピー(全ページ)
  2. 個人情報をこのビザエージェントに提供することについての合意書(署名付き)
  3. ビザエージェントからの質問(難しいことは何も訊かれませんでした)
  4. 出生証明書(英文)
  5. 履歴書(ビザエージェントから「あなたがこれから任せられる仕事を行える能力があることがわかるように履歴書を書いてください」と指示を頂きました。)

英文の出生証明書を手に入れたら、クラウドに保存しておきましょう

オーストラリアにいた頃、私はオーストラリアにある日本の領事館を経由して英文の出生証明書を所得しました。就労ビザの取得に必要だったからです。その際、原本をPDFにしてクラウド内に残しておいたので、ビザエージェントから「出生証明書をメールで送ってくれ」と頼まれた時にすぐ提出できました。

海外暮らしを始める方、この書類はビザの申請の際に求められることが結構ありそうなので、もしあなたが英語版の出生証明書を手に入れる機会があったらPDFにしてクラウドに保存しておくことをお勧めします。そうすれば何度も申請する手間が省けます。

(ちなみにオーストラリアから申請した場合は取得まで2週間以上かかったと記憶しています。)

これらの書類を送った数日後、

「雇用主(つまり、私の転職先)からあなたの労働許可証の申請に必要な書類を準備します。それまで待ってください」

との連絡を受ける。

『ただ書類の準備をするだけなら大して時間はかからないだろう』

と勝手に期待していたのですが、残念ながら予想どおりには進みませんでした。

その間、「書類は揃いましたか?」と何度か進捗をメールや電話(もちろん国際電話)で尋ねては「まだ準備はできていない」との返事をもらう日々が続く。

「うーんいつになったら先に進むのか…」と、早くポーランドに行きたがっていた私は少々いらつきはじめました。

そうこうしている内にオーストラリアでの就労を終え、日本に帰りました。

労働許可証が申請される(1月上旬)

日本に帰った後は資産運用とポーランド語の勉強、そして作りかけだったWebアプリの作成をする等して過ごしました。そうしている間に、ビザエージェントから以下のような連絡が。

「労働許可証の申請に必要な書類がすべて揃いました!今から労働許可証を申請するのですが、これが降りるのにはさらに1.5~3ヵ月かかります

さ、さらに1か月半以上かかるのか。2月中には働き出していたいと思ってたけどこれじゃあ厳しいかもしれない。

悩みました。渡航までの間、何をしながら過ごすべきなのかと。

「せっかく実家で働かずにタダで生活できる環境にいるんだ。このまま実家で勉強とアプリの開発に集中すべき。だって仕事が始まったら勉強に充てられる時間が減るじゃないか

…という感情と

「実家で何もかも親から世話してもらうなんて居心地が悪い。ヨーロッパへ旅行しにいくのはどうだろう?だって仕事が始まったら旅行なんてできないじゃないか

…という感情の狭間でしばらく葛藤しました。が、後者の感情が勝ち、10万円弱する航空券を買って、2週間ほどヨーロッパへ遊びに行くことに。

労働許可証が予定よりも2週間以上早く降りる(2月上旬)

ポーランドを訪れていた際に「労働許可証が認可されました!」との知らせをビザエージェントから受ける。

その頃、タイミング良く転職先が存在する街を訪れていたので、転職先に立ち寄って招聘状を受け取る。

注)EU圏内出身者はEU圏内なら就労ビザ等を申請する必要なく自由に就職する事ができます。が、そうでない我々日本人がEU加盟国で就職するには、特別な手続きが必要です。この招聘状とやらは、ポーランドでEU圏外出身者がビザを取得するのに必要なのだそうです。

これから住む街の下見、および近隣諸国の観光を楽しんだ後、日本へ帰国。

就労ビザ申請(2月中旬)

帰国して数日経った後、ビザの申請のために東京にあるポーランド大使館へ行くことに。

就労ビザには幾つか違う種類のものが存在するのですが、私が申請したのは就労ビザ(ナショナル)と呼ばれるものでした。

ビザ申請に必要だった書類は…

  1. ビザ申請書(大使館のオンラインシステムから取得)
  2. 写真1枚- フルカラーでパスポート規格を満たすもの(注意:背景は白色のみ)
  3. パスポート
  4. パスポートの顔写真ページのコピー
  5. 過去に取得したポーランド/シェンゲンビザがある場合、そのコピー
  6. 就労許可証原本とコピー1部
  7. 往復予約済み航空券または予約確認書
  8. ビザ申請時点で復路の航空券を所持していない理由と、復路の航空券を後日購入する用意があり、滞在の目的が終了した後はポーランドから出国する意思を記した自筆署名入りの宣誓書
  9. 滞在場所の証明書類(私はまだアパートを決めていなかったので、滞在始めの1週間の間に滞在するホテルの予約確認票を提出しました)
  10. ポーランド到着後に住居を確保する意思を記した自筆入りの宣誓書
  11. 海外旅行傷害保険の加入証明書- ポーランドを含むシェンゲン圏で有効な、緊急一時帰国・救援・治療・入院や死亡などの費用を補償するもの(注意:一般的に言って、日本の海外保険会社は帰国日が決まっていない人にはサービスを提供してくれません。シェンゲン圏で有効なサービスを提供してくれるヨーロッパの保険会社を利用しましょう。)
  12. 直近3ヶ月分の銀行口座の残高の証明
  13. ポーランドで就労予定の会社からの招聘状

(これらはあくまで私がビザの申請をするタイミングで必要だったものです。あなたがポーランドで就労する予定なら、最新の情報は大使館のHPにて確認しましょう)

「特に忙しくなければ即日ビザの発給が可能です」と聞き、期待に胸を膨らませて東京のポーランド大使館に向かったのですが、領事の方から

招聘状に記載されている住所とあなたの就労先の住所が一致していませんので、このままではビザの発給ができません

という想定外な返事を頂く。

すぐに転職先の人事の方に連絡し、大使館の領事宛てにメールで事情を説明してもらった結果、翌日にビザを発給してもらう。ポーランドでの就労決定から3ヶ月近く経った後でした。

渡航(3月上旬)、そして今日に至る

本当は就労開始の1〜2週間前には現地に着き、アパート探しをしていたかったのですが、人事の方から

「もう配属日は決まってるから、それに間に合うように来てほしい」

と頼まれていた関係で、就労開始ほぼギリギリに合わせて渡航日を組むことに。ちゃんと働き始めることはできたのですが、できたら1週間くらいアパート探しの時間を貰えたらな…と感じたのが正直なところです。

 

…以上、就職決定→ビザ取得→就労開始までの記録でした。参考になりましたか?なっていたら幸いです。

次回はポーランドでのアパートの探し方、銀行口座の開設、保険の加入などについて書いていく予定です。

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