タイトルの通りです。私が今のチェコでの勤め先から月にいくら給料を貰ってるか、そしていくら使ってるかを公開します。
私はポーランドに住んでいた時とエストニアに住んでいた時にこのブログで似たような話を書きました。で、Google analyticsを見ると、「ポーランド 年収」とか「エストニア 月収」みたいな語句で検索してそれらの記事にたどり着く人がどうやら今でもいるみたいなんです。


せっかくまた新しい国に来たんで、他人の懐事情に興味津々な皆さんの為にまた似たような記事を書いてみます。(多分今回が最終回です。)
チェコの通貨はCZKことチェコ・コルナで、この話を書いている時点のレートだと1コルナ=6.15円です。本記事ではこのレートで日本円に換算した額(端数切捨て)も記載しておきます。
先月の収支
コルナ | 日本円 | |
手取り収入 | 76,570 CZK | 47万982円 |
支出 | 40,747 CZK | 25万635円 |
76,570(収入)-40,747(支出)が 35,823なので、先月は35,823CZK(22万347円)が手元に残りました。その内の30,000CZK(18万4530円)はETFに替えて投資しました。手取り収入÷生活費=0.532なので、先月は収入の53%で生活したことになります。
「なんで月に25万円も使ってんだ俺は?一人暮らしで車も持ってないのに?」
が、この結果を見た時の私の感想でした。エストニアに居た時は11万くらい、収入の3割以下で生活できたのに、なんでこんなに使っちまったんだろう?
思い当たる要因は…
- 円安。私が今の仕事のオファーを貰った時はまだ1コルナ=5.3円くらいだったんです。当時のレートを使うと先月の手取り収入は40万円ちょっと、支出は21万円ちょっとまで下がります。だから円に換算した額を見ると支出がちょっと大きく見えてしまうのです(まぁ収入もですが)。
- アパート。エストニアに住んでいた時は20平米未満の激狭なアパートに住んでいたんですが、その反動で「新天地のチェコでは広いアパートに住もう」と思ってアパートのグレードを上げました。結果、家賃の支出がかなり大きくなりました。具体的な額は後述。
- インフレ。今さら説明する必要ないかと思いますが、2022年からチェコ(…というかヨーロッパ諸国はどこも)急激なインフレを経験しています。チェコはエストニアよりも物価が低いという話を去年ネットで目にしたんですが、いざエストニアからチェコに移住してみた感想は「物もサービスもこっちの方が全然高ぇよクソったれ」でした。(注:エストニアもインフレの影響を受けているらしいので、ひょっとしたら今のエストニアの物価もチェコのそれと同じくらい上昇したかもしれませんが。)ちなみにチェコの2022年のインフレ率は15.8%らしいです(参考文献)。そこまでインフレが大きくなかったら、収入の5割未満で生活できたかもしれないんですが…
ま、でもいいんです。去年このブログで宣言した通り、あまりケチらずに生きていくのが今年の目標の一つですから。「俺もっと節約しないとまずいんじゃないかな…」と上の表を見た時に一瞬だけ思ってしまったんですが、去年立てた目標を守れているならそれでよしってことにしておきます。来年以降に転職して、その時にまた収入を上げてやればいいのです。
額面収入の内訳
コルナ | 日本円 | |
額面の給料 | 100,000 CZK | 61万5100円 |
控除 | 12,430 CZK | 7万6457円 |
手取りの給料 | 76,570 CZK | 47万982円 |
差額の12,430CZKは所得税です。日本やオーストラリアだと所得税以外にも社会保険料や厚生年金等の控除が存在しますが、チェコだと社会保険料のような控除は額面の賃金とは別に雇用者が払うことになっています。ポーランドやエストニアと同じですね。
ちなみに会社からの賃金以外にも銀行の利息収入があります。私が使ってる銀行では預金口座の利息はなんと年間で5.5%です(但し利息が付くのは250,000CZKまで)。まぁそれでも額自体は全然少ないんであえて上記の表には入れませんでした。
支出の内訳
コルナ | 日本円 | |
家賃(光熱費込み、ネット代別) | 19,000 CZK | 11万6869円(!?) |
遊行費(主に旅行) | 5,000 CZK | 3万755円 |
スーパーで買い物 | 3,663 CZK | 2万2531円 |
税理士へのコンサル代 | 3,630 CZK | 2万2328円 |
衣料費(バッグと靴下) | 3,590 CZK | 2万2082円 |
外食 | 2,932 CZK | 1万8034円 |
調理器具 | 1,107 CZK | 6809円 |
美容室 | 800 CZK | 4920円 |
交通費(電車・タクシー) | 541 CZK | 3327円 |
使い道不明 | 198 CZK | 1217円 |
郵便代 | 114 CZK | 701円 |
ネット代 | 100 CZK | 615円 |
洗面用品 | 53 CZK | 326円 |
銀行口座手数料 | 19 CZK | 116円 |
合計 | 40,747 CZK | 25万635円 |
補足:私は携帯の通信費を自分から払っていません。私が契約している通信会社とは契約時にデポジット(5000CZK)を払い、デポジットが0になるまで月々の料金はそのデポジットから引き落とされる仕組みになっているからです。ちなみに携帯からの通信費は月599CZKです。
税理士へのコンサル代と家賃について少し付け足します。
税理士へのコンサル代
今月、税理士の方にETFを持っている場合に確定申告でどうすればいいかについてアドバイスをしてもらいに行く予定なんです。
前回話した通り、勤め先が確定申告に方法についてセミナーを開いてくれたんですが、その時司会者として出てきた人がどうやら私が持っているETFが何なのかはっきりわかってないみたいだったんです。なので自分で税理士を見つけて助言を貰いに行くことにしました。
ネットで調べた限りだと、私が持っているETFは配当が再投資されるタイプなんでチェコでは確定申告の時に報告しなくていいそうなんですが、もしその情報が間違ってたら罰金を喰らうことになりそうですからね。3,630 CZKが少しもったいない気もしますが、それで役に立つ情報が得れればよしってことにしておきましょう。
家賃
さっき話した通り、エストニア時代に私は20平米以下の狭いアパートに住んでいました。節約の為です。…でも私はその狭い部屋に住んだことをすごーく後悔したんですよ。部屋が狭い代わりに備え付けの家具が大きいため自由なスペースがほんの僅かにしか残ってなくて、そこで休憩していてもあまり休めた感じがしなかったんです。だから新天地では良い部屋に住んでやろうと。
「プラハでは光熱費+ネット代込みで10万位内に収められたらいいな」
と移住前には思っていたんですが、インフレのせいなのか10万位内だと古かったり職場から遠すぎたりする物件ばかり見つかり…結局今のアパートには月11万以上払ってしまっています。
で、今住んでいるアパートがこちら↓

すごく良い部屋なんですけど立地が少しだけ不満です。来年もっと立地(とコスパ)の良い物件が見つかるといいな。
以上、チェコで会社勤めをしている30代男の金銭事情でした。参考になりましたか?なっていたら幸いです。