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中学の英語からやり直し、IELTSで6.5点以上取るための学習プラン

前回、私は英語上達完全マップと「10ヶ月やってみた」を紹介し、またIELTSで6.5点を取りたい人はマップで紹介されている勉強法に加えてIELTSのための勉強が必要だと話しました。

この記事では、中学レベルから英語をやり直し、一応IELTSで7.5点を取れるようになった経験を踏まえて、以下の勉強プランを提示したいと思います。

(クリックすると別窓で拡大版が見れます)

水色のマスは中学レベル、緑のマスは高校レベル、ピンクのマスは社会人レベルの教材です。

太字・斜体で書かれた教材は全てやる必要はありません。速読英単語必修編は25〜30章程、速読速聴・英単語 Advancedは20章前後が目安です。究極の英単語4は始めの3分の1程度まで覚えれば、IELTSで6.5点以上取れるだけの語彙力がつきます。

発音・IELTS・その他の教材は、普通に教材の始めから最後まで解いて(あるいは読んで)貰えれば十分です。

それ以外については、私は完全マップ通りに勉強していくことをお勧めします。(音読瞬間英作文文法精読ボキャビル

以下、補足説明です。

  • ここに載っていない教材を使って音読・瞬間英作文・文法・精読・ボキャビルの勉強をしても大丈夫です。完全マップにはお勧めの教材も紹介されていますので、ご参照ください。
  • ここに載っている教材の順番は必ず守らなくてはならない、という訳ではありません。同じ色のマスの中でしたら順番を逆にしても問題ありません。例えば、ForestとNext Stage 英文法は逆の順番でも構いません。ただし、瞬間英作文はどんどん話すための瞬間英作文トレーニングから始めましょう
  • 何ヶ月(何年)かかるのかはあなたの集中力と日々どれだけの時間を勉強に充てられるかによります。例えば、時間に融通の効くフリーターと、毎日12時間以上をオフィスで過ごす週休2日未満の激務サラリーマンでは、1日あたりの集中して勉強できる時間が全然違うでしょう。
  • 必ずしもこの表の進捗通りに教材をこなしていかなければならないわけではありません。(例えば、あなたはもしかしたらForestを1周しただけで大学受験中に得た知識を思いだし、結果的に文法にそれほど時間を割かなくて済み、最重要構文を早めに始められるかもしれません。)ただし、以下の3点だけ気を付けてください。
  1. 高校レベルの音読(速読英単語必修編)を始める前に、高校レベルの文法の問題集1冊(ForestかNext Stage 英文法)を最低でも1周することを勧めます。でなければ、発話実感を持って音読することは困難でしょう。
  2. 同様に、社会人レベルの音読(速読速聴・英単語 Advanced)を始める前に、精読(英文解釈教室)と高校レベルの瞬間英作文(最重要構文)1冊を終わらせることを勧めます。
  3. 精読(英文解釈教室)と高校レベルの瞬間英作文(最重要構文)を始める前に、高校レベルの文法の問題集(ForestかNext Stage 英文法)を最低でも1冊終わらせておくことが望ましいです。

(繰り返しますが、このプランは(以前の私の様に)中学レベルから英語をやり直す人向けに書きました。もしあなたが中学の文法を覚えているのなら公文式から文法の勉強をする必要はありませんし、受験英語に出てくる単語を覚えているならDUOも不要でしょう。)

以下、これらの教材を使った感想、これから勉強する人へのアドバイスです。

ステップ1:高校英語をやり直すための準備

文法や単語は黙って問題を解いていくよりも、声に出して読みながら解いて言った方が効果的です。その方がより記憶しやすい上に、日頃からそうやって勉強している方がいざとなった時に口から英語が出てきやすいです。実際、完全マップで森沢先生も文法や単語は声に出して読みながら勉強する事を勧めています。

(多分、英語学習だけでなくて外国語学習全般に言えることかもしれません。)

しかし、間違った発音のまま学習を進めると、後になってから直すのに時間がかかるでしょう。なので、まず発音の勉強・練習から始めることをお勧めします。私が選んだのはフォニックスでした。私はこれを手に取る前に同じ著者から書かれた別のフォニックスの本 を使っていたのですが、発音記号が付いている「練習BOOK」の方がおすすめです。

次に、中学レベルの文法をやり直しましょう。繰り返しますが、あなたが中学レベルの文法を覚えているようでしたら、ここは省略してもらって結構です。私はそれすら覚えていなかったので、この参考書を2〜3周ほどしました。

中学の文法を復習した時点で音読を始めることができます。私が使ったのは、完全マップの森沢先生が書いたみるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニングでした。この本は第1章だけやたら難しかった事を覚えています。第1章は飛ばし、最後にとっておくことを勧めます。この本を終了させた時点で、あなたは中学レベルの英文なら返り読みせずに読めるようになっているはずです。

音読と平行し、どんどん話すための瞬間英作文トレーニングで瞬間英作文を始めましょう。独学でSpeaking/Writing対策をするには、おそらくこれが最も費用対効果が良いでしょう。また、付属のCDで通勤・通学中にも練習ができます。

また、高校レベルの文法問題集もここで始められます。私は今でも高校生が使っている総合英語Forest 解いてトレーニングを選びました。

高校レベルの文法問題を解いていくにあたり、あなたは文法書が必要になるでしょう。私は始めのうちは総合英語Forestを使っていました。この本はイラスト付きでわかりやすく、「解いてトレーニング」と照らし合わせて勉強できるのが良かったです。
しかし、後述の速読速聴・英単語 Advancedを精読・音読している際、速読速聴・英単語 Advancedには総合英語Forestにカバーされていない文法表現が存在することがわかりました。(申し訳ないですが、総合英語Forestはもう私の手元にないので、具体的にどんな表現なのかは覚えていません。)

その後、私はロイヤル英文法―徹底例解を買ったのですが、これを使って勉強し始めた以降、分からない文法表現に出くわしたことはありません。この本は情報の網羅性が非常に高いです。ただし、総合英語Forestの様にわかりやすいイラストは存在しません。

あなたがどんな細かい表現も文法書を元に調べるまで納得できないマメな人でしたらロイヤル英文法を、わかりやすさを重視するなら総合英語Forestを勧めます。

ステップ2:大学受験レベルの英語をマスター

Forest解いてトレーニングを数周終わらせた後、私は速読英単語 必修編で音読を始めました。

上述の通り、この本は決して全章を終わらせる必要はありません。25~30章を終えたあたりで「もうこのテキストに出てくる英文を理解するのはそれほど難しくない」と感じる事でしょう。そうなったら音読を中断して瞬間英作文や文法などに集中するか、速読速聴・英単語 Advancedへ進みましょう。
ちなみに、完全マップには、音読トレーニングに費やす教材の分量は「テープに直して120分から160分」とあります。みるみると速読英単語必修編だけでおそらく120分近くあるはずです。(私はもうどちらも持っていないので、うろ覚えですが。)

どんどんで瞬間英作文の基礎ができたら、森沢先生による瞬間英作文シリーズの続編、スラスラ・スラスラおかわり・ポンポンで発信する能力を磨きましょう。ここが過ぎた時点で、「中学レベルの英語でここまで話せるようになるのか?」と多くの人が驚きを覚えるでしょう。

私はもう少し時間をかけて基礎固めをしたかったので、私はポンポンを終わらせた後こちらの教材も使いました。この本はどんどんとスラスラの丁度中間の内容でした。

高校生向けの文法問題集1冊目が終わりましたら、2冊目に取りかかりましょう。私が選んだのはNext Stage 英文法でした。この本は決して悪い本では無いのですが、アクセントや慣用句といった、英文法とは直接関係のない問題も入っています。なので、文法の学習のみに集中したい人にとっては、もしかしたら最良の選択肢ではないかもしれません。

ここへ来てようやく単語の学習が出てきます。「大学受験向けの単語なんて知らないよ」という人にはDUO 3.0がお勧めです。またこの教科書とは別売りのCDを聞きながら通勤・通学中にシャドーイングをすることで、より効率良く勉強できます。

さて、表の「その他」の所に2つ書籍を書いておきましたが、こちらは私が読んだ英語関連の本の中で特に役立った書籍です。

文法問題集を解いている際、文法書の解説を読めば一応その問題を解ける様にはなるものの、細かい表現の違いについては理解できた気にはなれませんでした。簡単な例を挙げると、「今年の12月に」と英語で言いたいときは”In this December”と言えばいいでしょうが、「今週の金曜日に」は”In”でなく”On”を使い”On this Friday”となります。

私は特にこういった前置詞の使い分けに疑問を感じることがしょっちゅうありました。文法書は「”With”はこういう時に使え」「”For”はこういう時に使え」と教えてくれますが、なぜそういった前置詞をそういったタイミングで使わなければいけないのかまでは教えてくれませんでした。

もしあなたが同じようなことを考えているようでしたら、こちらの前置詞がわかれば英語がわかるを一読する事をお勧めします。前置詞の使い分けを文章だけでなくイメージで理解できるようになります。これを読んで以降、音読用のテキストを読んでいる際に「この文章、なんでこの前置詞を使ってるんだ?」と困惑する機会が激減しました。

(この本に興味があるようでしたら、まず最低でも高校向けの文法問題集を1冊終わらせることをお勧めします。)

同様に、英単語イメージハンドブックはイラストを使って細かい文法表現の違いを説明してくれます。個人的には時制と冠詞の説明が気に入ってます。文だけでなくイメージで文法表現の違いを理解していると、英語を読む早さが増し、早い英語を聞き取れるようになれ、文法上正確に話す・書けるようになります。

瞬間英作文をポンポンまで終わらせ、2冊目の高校向け文法問題集が終わりに差し掛かる時点まで来ましたら、高校向けの構文集を使って瞬間英作文をしましょう。私は入試英語最重要構文540を使いました。この本は文章が長すぎず、また後半部分がランダムに出題されておりますので、瞬間英作文にピッタリです。

また、高校向け文法問題集に終わりが見えてきましたら、精読を始めていいタイミングです。私は英文解釈教室を使いました。IELTS Academicのリーディング、そしてあなたが留学後に読まなければならない教科書・論文に出てくる文章は、この教科書を理解していれば「解釈」できるようになります。

ステップ3:IELTSで必要なレベルの英語に慣れておく

前の記事でも述べましたが、速読英単語必修編を返り読みせずに理解できるようになっただけでは、IELTS Academicのリーディングで6点以上とることは(個人的な経験上)難しいと思います。

なので、あなたの目的が6点以上をとることなら、より難易度の高い英文に慣れておくことをお勧めします。(あなたが英語圏の大学・大学院へ行くのなら、速読英単語必修編レベルの英文に慣れておくのはいずれにせよ通過点に過ぎません。)

速読速聴・英単語 AdvancedにはIELTS Academicのリーディングに出てくる英文とほぼ同じ(あるいはそれ以上の)難易度の英文が出てきます。この本はZ会の速読速聴シリーズの中で一番難しい本だそうなのですが、英文解釈教室と最重要構文を終えた後なら必ず理解できるはずです。

速読英単語必修編と同様、この本は全部やる必要はありません。私はこの本の半分当たりまでの文章をそれぞれ70回程度音読し、IELTSの過去問を何度か解いた後にIELTS(Generalですが)を受けたらリーディングは満点でした

また、DUOに出てくる単語を覚えただけでは、語彙不足のためAcademicのリーディングに太刀打ちすることはおそらく困難でしょう。

DUOの次に私は究極の英単語 Vol.3を使いました。が、あなたにはこの本で勉強する前に英単語の語源について知る事を勧めたいです。語源は漢字の部首のようなもので、それらを知っていれば知らない単語に出くわしてもなんとなくその単語の意味を推測できるようになります。また、新しい単語を覚えるのも楽になります。

私が使ってのは語源で英単語でした。究極の英単語3を始める前に、これを通勤中に2~3回ほど通読しました。

究極の英単語3を仕上げた時点で、Academicのリーディングは大分読みやすくなっていることでしょう。さらに語彙を増やしたい人には究極の英単語 Vol.4を勧めます。(上述の通り、あなたの目的がIETSで6〜6,5点を取るだけでしたら、究極の英単語4は始めの3分の1程度で十分です。残りは好きな時にやりましょう。)

最重要構文を終えましたら、2冊目の高校向け構文集を始めましょう。私は新・基本英文700選を選びました。(しかし、この本には「瞬間英作文をするにはちょっと長すぎるな」と感じる英文が多く存在しました。最重要構文と比べると、個人的にはこの本のお勧め度は少し低めです。大学受験のための勉強でしたら素晴らしい教材だとは思いましたが。)

ステップ4:総仕上げ・IELTS対策

マップを使った勉強が終わりにさしかかる時点で、IELTS向けの対策を始めましょう。

私が最もお勧めする独学向けのIELTS向けの教科書はNew Insight into IELTSです。この本を使えば・・・

  • 高得点を取るためのコツを、ドリル形式の問題を解いていく形で知ることができ、そして
  • 本番とほぼ同じ問題をこなすことができます。

この本をお勧めできる理由は、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの全科目の準備が1冊で出来るということです。

IELTSを受ける人の多くがCambridgeから出されている公式のIELTS問題集を使って本番の練習をします。しかし、Amazonなどで見てもらえば分かるのですが、Cambridgeの公式問題集は高いのです。「IELTSで点を取るには本番向けの練習を何度も解くのが最良の対策だ」と話す人に私は何度か会いました。私も同意見ですが、あの問題集を何冊も買いたがる人はおそらく少数派でしょう。

ですので、New Insight into IELTS(あるいはこれと似た教材)でIELTSの構造を理解し、科目ごとに高得点をとるための戦略を知ってから公式問題集で練習する事をお勧めします。

私はライティングが特に苦手だったため、New Insight into IELTS以外でもライティングの練習が必要でした。そのために私が選んだのはImprove Your IELTS Writing Skillsでした。New Insight同様、これは独学でIELTSの対策をしている人向けの本です。もしNew Insightを終えた時点でライティングに自信がないようでしたらお勧めです。



どうしても独学でライティングの点を上げることができないのなら、自分のライティングの回答をオンラインで添削してもらうのもありです。

私も自分の労働ビザを更新する前に自分のライティングの回答を個人チューターから添削してもらってました。 振り返ってみると、オンラインで講師を探したほうが安上がりだったかもしれません。



New Insight into IELTSと並行し、オンライン英会話でスピーキングの練習をしましょう。個人的なお勧めはレアジョブです。

「レアジョブの講師は訛りがきついよ」と言う方もいらっしゃるようですが、TOEFLに対応している講師を選ぶことを勧めます。(経験上、TOEFLに対応されている講師は訛りが弱い、といった印象があります。)

レアジョブでIELTSのスピーキングの練習をするコツは

  1. TOEFL対策向けの講師を選ぶ
  2. 「I’m going to take IELTS. Can you help me practice the speaking test?」と尋ねる
  3. IELTSのスピーキング問題を紹介しているサイトのリンク(例えばこれ)をその講師にSkype越しに送る

余談ですが、私はレアジョブだけでなく英会話スクールのようなところで週1でIELTSのスピーキング向けの個人レッスンのようなものも受けていました。レッスン自体に不満は無かったのですが、費用対効果で言えばレアジョブのようなオンライン英会話の方がお勧めです。

New Insight into IELTSを終え、レアジョブでスピーキングに慣れましたら、公式問題集を使い、実際に時間を測りながら本番の練習をしましょう。公式問題集にはIELTS4回分の試験が入っています。何冊やるべきかについてはあなた次第です。

また、空き時間にBBCやイギリス人Youtuberのチャンネルなどでイギリス発音に慣れておくのはいかがでしょうか。日本に存在する英語教材の多くはアメリカ英語ですので、イギリス英語中心で独学で英語を覚えるのは簡単ではありません。しかし、イギリス発音に慣れておくと、IELTSのリスニングに自信を持って望めます。

どんなチャンネルを視聴するかはあなた次第です。(個人的なお勧めはAbroad in Japanです。話題が日本に関するものなので、彼の動画は多くの日本人にとって親近感が持ちやすいでしょう。ちなみに、彼のビデオの多くには英語字幕がついています。)

追記

IELTSを受験される予定の方にお勧めのYoutubeチャンネルをまとめました。

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