留学準備

留学の専攻選びで後悔したくない人への1つのアドバイス

先月、私の大学院での留学の記録に、こんなコメントを頂きました。

具体的な話になってしまいますが、University of South Australia には普通のInformation technology とInformation Technology Enterprise の2つがあります。

(中略)

このコースの内容だと就職は難しいと思いますか?
また、ビジネスアナリストを目指そうと思ってるのですが素人でIT経験がなくいきなり、その道で就職先を見つけることは不可能ですか?

この方にはもうお返事したのですが、このコメントを読み返して

「もしかしたら、『留学に興味があるけど、専攻を絞れない人』って一定数いるんじゃないのだろうか」

と感じたので、今日は『専攻選びで後悔したくない』と思っている人向けに、短めな記事を一つ書こうかと思います。

今日の話の対象となる人

私はオーストラリアでの留学経験があるので、基本的にはオーストラリアでの大学(院)留学に興味がある人に向けて書くつもりです

が、私が調べた限りではカナダとNZも

  • 英語圏で
  • 卒業した後に就労ビザを申請出来て
  • 学費が(他の国・地域と比べて)高め

…といった面でオーストラリアで留学する場合と条件が似ているので、これらの国での大学(院)留学を考えている人にも当てはまるかもしれません。

以下、本題。

問:『卒業した後、どこで何をしたい?』

『留学に興味があるけど、何を専攻しよう?』

こういったことを考えている人に私からできるアドバイス、それは『卒業した後、どこで何をしたい?』という質問を己に問うことです。この答えを基準に専攻を決めましょう

現地企業で働きたい場合

現地で職を得るのが目的なら、「現地で人手が足りてない仕事+ビザが出やすい仕事」を調べ、その職業に就けるような専攻を選びましょう。渡航先に日本人が少ない場合を除き「現地で人手が足りてない仕事+ビザが出やすい仕事」の情報は日本語でもネットで手に入ります。そして卒業後にあなたはその仕事を探すのです。

では、もしあなたが興味のある職業が、あなたが行きたいと思っている国で需要が無かったら?その場合、渡航先でその仕事に就くのは諦めて、思い切って他の職業を狙うことを勧めます。

さて、これを読んで

うるせぇ!俺はどうしても○○(国名)で××(その国で需要の低い仕事)がしたいんじゃ!赤の他人の言うことなんて知るか!

みたいな感想を持つ人もいるかもしれません。その場合、どうぞ上記のアドバイスは無視してください。精神論は好きじゃないんですが、『自分は何が何でも〇〇で××したい』みたいな強い意志は逆境に立たされた時に役立ちます。

それでも…『現地で働く』ことへの意志よりも、現地の就職市場を基準に将来の進路を決めることの方が大事だと思います。理由は単純で、仕事に就くという行為はあなたの時間+労働力を他人に売るという行為だからです。辛辣に聞こえるかもしれませんが、あなたが特定の職種(あるいは業界)にどれだけ情熱があっても、買ってくれる人間がいなければそこに商機はありません

(正直な話、私も『プログラミングに情熱があったから』とか『ソフトウェアエンジニアになるのが夢だったから』とかいった耳当たりの良い理由でITを専攻した訳ではありません。そこに勝算があると思ったから、そして『プログラミングなら続けられるんじゃないかな』と思って選んだまでです。)

どこで働くか特に決まってない場合

では、その職業に就けるんだったらどこでもいい場合は?

一概に言うと、理工系・医療系の専門職がおすすめです。理由は…

  1. オーストラリアに居た頃、卒業後に現地で職にありつけた級友(留学生)の多くは、理工系の専門職に就いていた場合が多かったから
  2. これまで私が会ったポーランドで働いている(非EU圏出身の)外国人も、理工系・医療系の仕事に就いていた場合が多いから(ただし駐在員除く)

2つ目についてもうちょっと詳しく書くと、一番多いのはIT系の技術職(プログラマ、ネットワーク技術者、DB管理者等)に就いている人です。お医者さんにも2人ほど会いました。(その内の一人は去年レーシックの手術を受けた時に会いました)。理工系・医療系以外だと、会計士をしているメキシコ人を一人知っています。(ちなみに私が通っているポーランド語教室のクラスメイトです)

なぜ理系の専門職に就いている外国人に会うことが多いのでしょうか?私の勝手な想像なんですが、理由は多分…

  1. エンジニアや医者みたいな仕事を目指す人自体が少ないから
  2. 理系の専門職に就くには(営業やマーケティングといった文系の仕事に就くのと比べて)言語面でのハードルが低いから(ただし医者や看護師を除く)

…なんじゃないかと。

(私は過去にも『オーストラリアでは理工系か医療系を選ぶといい』みたいな話をしたことがあるんですが、今になって振り返ってみると、世界中のほぼどこでも同じアドバイスが当てはまるんじゃないかという気がしています)

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日本へ帰るつもりの場合

正直な話、私には『卒業後は日本で働きたい』と考えている人に対して具体的なアドバイスはできません。私は外国で働けるようになるのが目的で留学してたので。

参考になるかは知りませんが、私の昔の級友の中で『卒業後は帰国する』と話していた留学生の中には、通訳を目指していた人や、『将来は国連で働きたい。オーストラリアでは政治学の学士を取って卒業後は自国で修士を取る予定だ』みたいな事を話す人がいました。彼らとはもう連絡を取らなくなったので、彼らが今頃理想のキャリアを歩めているかは知りません。歩めているといいのですが。

以上、『こうすれば後悔せずに専攻を決められるんじゃないかな?』と私が考えていることでした。

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