留学準備

オーストラリアで就職に有利な学部・専攻を知ろう

あなたの留学の目的がオーストラリアで職務経験を積むことでしたら、就職に有利な技術・知識を身につけなければなりません。

そのためには、どんな学部・専攻を選ぶべきでしょうか?

理工系・医療系を狙え

「オーストラリアで留学し、キャリアを積んでいきたい」と思っている人には、理工系か医療系の学部に選び、その学部に関連した専門職を狙うことを勧めたいです。以下がその理由です。

理由1・競争相手の少なさ

理工系・医療系を選ぶ最大の利点は就職市場における競争相手の少なさです。

比較的、STEM(Science, Technolgy, Engineering, Mathmeticsの略。理系の学問をまとめてこう呼びます。)関連の学部はオーストラリア人には人気がありません。結果、全体的に言って、STEM産業は人材不足になりがちなのです。

この状況は我々外国人労働者・現地で働きたい留学生にとっては好都合です。自国で人材を発見できない企業は就労ビザのスポンサーになることが認められ、そうした企業が増えるほど我々はビザのスポンサーが見つかる可能性が増えるのですから。

こちらの記事によると、(おそらく)2018年半ば時点では、オーストラリア国内でEngineerと名の付く職業に従事している人の57% は海外出身だったとのことです。

同様に医療系の職業も狙い目です。特に、看護師の人材不足については毎年といっていい程ニュースで話題になります。

例えば、New South Wales州(シドニーが存在する州)だけで2030年までに8,000人の看護師が不足すると予測されています。実際、留学を斡旋している企業の中には、オーストラリアで看護師になりたい人向けのプランを組まれている企業も存在します。

理由2・賃金

理工系・医療系の職業を狙うもう一つのメリットは賃金の高さです。

オーストラリアの大手求人サイトseek.com.auから2018年に行われた調査によれば、「理工系の求人は前年と比べ22%の増加を記録し、(当サイトに)掲載された平均年収は$86,722(私がこの記事を書いている日のレートで約710万円)だった」とのことです。こちらの調査が行われた時期では、オーストラリア全体の平均年収は$80,000前後でした。

それ以外の選択肢

理工系・医療系以外の職業を探すとなると、美容師・調理師といったいわゆる「手に職系」を狙うことを勧めます。

私の個人的な経験ですが、これまでに保育士としての仕事を得た外国人に3人会いました。全員、TAFEと呼ばれる専門学校で保育の勉強をした後に現地で職を見付け、その後ビザの援助をしてもらったそうです。聞くところによると、保育士もオーストラリアで不足している職業の一つだそうです。(参考記事

追記

「手に職系?漠然としすぎてわかんねーよ」

…と思ったあなたへ、News.com.auから具体的にどんな職業が不足しているかの記事が出ましたので、ここで紹介します。2018年にでたこちらの記事のよれば、以下の職種はオーストラリア政府のNational Skills Shortage Listにて「オーストラリア国内で不足している」と紹介されている職業だそうです。

motor mechanics (モーター機械工)

aircraft maintenance engineers (航空機メンテナンスエンジニア)

panelbeaters and vehicle painters (塗装・板金工)

bricklayers (レンガ職人)

carpenters (大工)

painters (塗装屋)

plasterers(左官)

plumbers (配管工)

bakers (パン職人)

airconditioning and refrigeration mechanics (エアコン・冷蔵庫メカニック)

注:これらの職業はあくまで「不足している職業」と公表されているものの一部です。

では、仮にあなたがオーストラリアでこういった職業に就きたい場合、どうすればいいのでしょうか?

現時点(2018年)の法律ですと、もしあなたが選んだ仕事がSTSOL・MLTSSL・ROLに載っているなら、地方でスポンサーを見つけるなりすれば現地就職できる可能性がでてきます。

個人的な意見を言うと、

  1. TAFE(専門学校)で興味のある仕事について勉強し、
  2. それから卒業ビザのGraduate work streamに申請して自力でビザを得て、
  3. 現地で職歴を積んでから
  4. スポンサーを見つけて、ビザを延長してもらう

…が、オーストラリアで長期間働く(そして移住する)為の王道だと思います。

ビザの種類・取得のための条件については、以下の記事をご覧ください。

あわせて読みたい
オーストラリアの就労ビザの種類・申請方法を知ろう(2019年3月更新)この記事では、オーストラリアで働きたい人は(1)自力でどんな就労ビザを取れるか、そして(2)スポンサーを見つければどんなビザを取れるかについて書いていきます。(当記事は2018年に書きましたが、2019年に更新しました。)...

文系は不利なのか?

最後に、私がお勧めしないタイプの職業がいわゆる文系の仕事(具体的に言えば営業やマーケティングといった仕事)です。お勧めしない理由は・・・

理由1・ 英語の壁

文系の仕事はこなすには他人とコミュニケーションを円滑に取れることが条件です。あなたの英語がもうすでにネイティブ並なら話は別です。しかし、そうでないのなら、もうその時点であなたは英語を母国語とする人にリードを許してしまいます。

話は若干それますが、私はプログラマーをやっていて、業務中に高い英語力が求められると感じることはそれほど多くありません。

実際、文法に間違いが多くて訛りのきつい英語を話すけれど、高い技術力のおかげで現地の企業でプログラマーとして雇われている外国人を私は何人も見てきました。

私自身、自分の英語が完璧だとは思いません。それでも、プログラミングという特技のおかげで、現地企業で正社員の職を手に入れ、労働ビザを出してもらえることができました。

言い換えれば、理系や手に職系の仕事を選べば、あなたは語学力を職業スキルで補うことができるのです。

理由2・人脈

オーストラリアでは求人サイトから求人に応募するだけでなく、他人の伝手を利用して就職先を見つけるのは一般的です。あくまで印象なのですが、「人づてで仕事が見つかった」と言う人に会う確率は日本よりもオーストラリアの方が高い気がします。

逆に言えば、もしあなたが語学力と人脈を作る能力に自信があるようでしたら、文系の学部に進まれるのもありかもしれません

若干名ですが、非英語圏から来てフルタイムでセールス・マーケティングの仕事が見つかった人に会ったこともあります。

要約

一般的に理工系・医療系は人が足りてなくてビザの選択肢も多い、そして賃金も高め。
文系の仕事は英語力と人脈を作る能力に自信が無い人にはお勧めしない。

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