ここ数日、後頭部のあたりがずっと重くてだるく、仕事も勉強も以前のように手につかなくなっています。ネットで調べたらストレスや心理的な疲労が貯まると後頭部に重みや疲労感を覚える場合があるんだとか。「自分の場合、何が原因なんだろう」と考えてるんですが、多分理由は…
理由1.アパート探しが辛すぎる
3か月前、大家の都合でアパートから出なくてはならなくなってしまいました。退去は12月の末まで。11月の下旬からアパート探しをしているんだけど、ネットで見つけたアパートの広告にメールを送っても返事すら帰ってこない場合がほとんど。それに加えてアパート代と光熱費が高騰しすぎ。今のアパートに近いグレードの物件をいくつか見つけたんだけど、どこも今の家賃より(日本円にして)1~1.5万高い。今のアパートが見つかったのは今年の7月だったのに、ほんの数カ月でどうしてここまで値上がりしてしまったのか。
もうね…手ごろな物件が本当に見つからないんですよ。見つけられる物件と言えば(1)安い代わりにめちゃ古いor立地が悪い、それか(2)きれいで立地が良い代わりに東京都内で借りれるような値段のアパートのどちらか。体感だと、プラハで築年数10年未満の物件の家賃は1Kや1DKで16,000CZK~19,000CZK(9万~11万円)くらい。自分は練馬区で一人暮らしをしてたことがあるんだけど、プラハのアパートの相場は練馬区より高い気がする。ついさっき調べてみたところ、東京都内の正社員の平均年収は(男の場合)661万円くらい、プラハのそれは今日のレートだと450万円くらい。なぜこんなことが起こるのか…。
(東京での平均年収の参照元はこちら、プラハでの平均年収の参照元はこちら)
そして家賃以上に高いなと感じるのが光熱費。どこのアパートも1DKや1Kの場合4,500CZK~5,500CZK(26,000円~32,000円)ほど光熱費がかかるらしい(注:電気・水道・暖房・ガス等の価格。ネット代は別)。一人暮らしの値段にしては高すぎませんかね?東京で一人暮らししてた時はネット代入れても2万円いかなかったと記憶してるんだが…。
理由2.プラハって実は汚い街では?と最近よく思うようになった
皆さんはプラハと聞いたら

こういう洋風のアパートの前をトラムが通る風景や

こういうファイナルファンタジー風なお城を想像しませんか。
プラハには世界中から観光客をひきつける美しい旧市街があります…が、その一方でプラハの住宅街と呼べる地区の中には落書きが酷かったりゴミが路上に散乱していたりと結構汚い地区も少なくないということをこの半年で知ったんです。

個人的に最も驚いたのは建物だけでなく電車やトラムの中にまで落書きが存在すること。初めてトラムの中で落書きを見た時は「おいおいここはニューヨークの地下鉄か?」と心の中でつっ込んでしまった。(注:ちなみに私はニューヨークに行ったことないです。)自分は他人のマナーにくどくど説教するタイプの人間じゃないんだけど、トラムの中の落書きを見た時は「これ書いた奴、こんなことして心が痛まないんだろうか?」と結構ガッカリしてしました。
ポーランドに住んでいた時にも「落書きされた古いアパートに囲まれると憂鬱になる」って話を書いたんだけど、ポーランド人は公共の交通機関には落書きをしない分まだマシな気がする。


その点、エストニアってすごくいい国だったなぁと今さらながら思う。落書きもゴミも全然なかったからね。勿論日本もそう。あとオーストラリアも。

理由3.チェコの物価の高騰
一つ目のアパート探しと関連するんだけど、物価の上昇が著しいです。
物価の上昇を特に実感できるのがスーパーに入った時。自分は6カ月ほど前にプラハに来たんだけど、その事は卵10個は30CZK(約180円)くらいで買えたはず。が、これを書いている時点では卵10個はバーゲンの日でも50CZK(約300円)近くしてしまう。プラハの平均年収って東京のそれより低いのに…(←これ言うの二回目)。
ネットで見つけたこのニュースによれば、チェコの物価の上昇率はEU圏内で5位。前回も同じこと言ったけど、このニュースを読んだときは「やっぱチェコに来たの間違いだったんだろうか」と思ってしまった。

最近、母親とスカイプで話をしていた時に「今、うちの近所のスーパーだと卵10個っていくらするの」と尋ねたら「150円くらいで買えた」とのこと。羨ましい…やっぱ日本は消費者の楽園だ…。
ちなみにチェコ人の名誉の為に付け加えておくと、急激なインフレはチェコだけの問題じゃないみたいです。
最近、Youtubeを見てるとcost of living crisis(生活費の危機)とかInflationみたいな言葉の入った動画が最近たくさん流れてきます。上の動画はイギリスからのニュース。若年層や学生は住む場所を見つけられないから職場や学校からめちゃ離れたところにしか住めなくて困ってるんだと。そう考えると、(チェコ人の基準では)良い給料を貰えている自分はまだまだ運が良いほうなんだろうか。
…と、ここまで書いてきて思ったんですが、物価の上昇についてウダウダ抜かすのはもう今日でやめようと。だって自分でコントロールできないことは悩む価値無いですからね。今年欧州諸国(むしろ世界中?)に押し寄せてきたインフレは「お金が惜しいならもっと収入をあげなさい」という神のお告げだということにしておきます。あと手ごろな値段のアパートが見つからないならいっそ高い代わりにめちゃ良い部屋に住んでみるのもいいんじゃないかなぁと。
とりあえず、来週の末まで引っ越し先を決めて、この頭の疲労感と早くお別れしたいです。