チェコ

チェコに移住して1ヶ月経ったが、ここに来たのを後悔しはじめてきている…

海外移住4か国目・チェコでの生活が始まって1ヶ月ちょっと経過しました。

ここに来る1週間ぐらい前までは渡航が待ち遠しくてしかたなかったんですが、移住して1週間も経たない内に期待通りじゃなかったことがあまりにも多くて「エストニアで転職先を見つけてればよかったのでは?」みたいなことをここ最近ほぼ毎日考えています。 理由は…

理由1:プラハの物価、事前に調べていたよりもずっと高い

これまで国境を跨いだ転職活動をする際、私は候補地となる街の物価と今住んでいる街の物価を必ずネットで調べるようにしていました。そうしないで労働条件に合意してしまったら『給料の良い仕事を貰えても物価が上がったために増えた分の収入が相殺』みたいなことになるかもしれないですからね。

で、『living cost comparison between X and Y(XとYの生活費の比較)』みたいな語句でネット検索すると、ほぼ必ず一番上の結果に出てくるのがこのnumbeo.comというサイトのデータなんです。

 

そしてタリンとプラハの物価を比較した結果がこちら↓

 

 

赤い矢印を引いた場所、家賃を含めた消費者物価はプラハの方が0.20%低いって書いてあるんですが、「本当かよ…」ってのが今これを見た私の率直な感想です。

 

例1:携帯電話の通信料

チェコでの主流の通信会社はT-Mobile、O2、Vodafoneの3つです。私は携帯でYoutubeとかNetflixとか見ないんで速い回線が使えなくても困らないですし、データも多くて月10~15GB位しか使わないです。なので1番安そうなプランを用意している会社を調べたらVodafoneがそれに該当したんですよ。

で、そのVodafoneの一番安いプランが月額599CZK。今日のレートでおよそ3,300円

私が契約したのは左のやつです

 

 

うーん…本当にこれが1番安いのか?

 

エストニアじゃ8ユーロ(1,080円)で毎月使いたい分携帯を使えたはずだぞ。ポーランドの時は30ズウォティ(860円)で月25GBだか30GBだか使えてたような記憶が。

あ、でもエストニアとポーランドはチェコよりも一人当たりの所得が低かったな。じゃーこの2か国よりも通信費が高くなるのも当たり前か…

いやでも待てよ。俺、オーストラリアの時は30豪ドル(2,800円)で30GBのプランを使ってなかったか?

Googleでオーストラリアの一人当たり年間所得を調べたら(米ドル換算で)51,812ドル。チェコのそれは22,762ドル。チェコだとどうして平均所得が倍以上高い国と比べた時ですら携帯代がここまで高いねん?

 

例2:スーパーで売っている食品

さっき紹介したnumbeoによればプラハのスーパーで売ってる食料品はタリンのそれより3.74%高いそうですが、体感的にはもっと高いような気がします。

例えば…

  • 牛挽肉500グラム→552円
  • 鶏もも肉1,000グラム→1,267円(!?)
  • 卵Mサイズ10個→237円

(注:日本円での価格はすべて今日のレートで計算しています)

 

奥さん、どう思います?どれもあなたの近所のスーパーで買った方が安く上がらないですかね?

俺の記憶が間違ってなければ、オーストラリアじゃ牛挽肉500グラムは日本円で400円くらい、鶏もも肉も100グラムあたり10豪ドル未満だったから、1,000グラム買っても1,000円行かないはず。チェコだとどうして平均所得が倍以上高い国と比べた時ですら食い物もここまで高いねん?チェコのスーパーで「安い」と思ったのはビールと一部の野菜くらいかな…。

理由2:新しい職場に不満がある

自分がそもそもプラハまでやってきた最大の理由とは前職よりもいい条件の仕事を貰えたからです。が、入社後にプロジェクトに割り当てられてから唖然としたことが何度かありました。

(以降、ウェブ開発で使う用語が出てきます。わからなかったら雰囲気でどんな話か想像してください)

不満その1:社内の情報管理が雑

チームメイトから「社内のシステムにアクセスできるようになったら〇〇ってプロジェクトをクローンして、ローカル環境で動かしてみて」、と言われたので早速クローンしてみる。で、READMEや社内のナレッジベースを読みながら動かそうとするも全然先に進まない。

で、同僚に尋ねると「君、もしかしてウィンドウズ使ってる?Macじゃないとあのシステムは多分動かないんだよね」との答えが返ってきた。なぜそんな大事なことを誰もすぐに教えてくれなかったのか…と突っ込みたいのをこらえてマネージャーに「自分のウィンドウズをMacと替えてください」と頼む。

翌日Macを渡されたので作業を進めるもまだシステムは動かせない。「READMEやナレッジベースに書いてあることは全部試したはずなんだが」と同僚に再度尋ねると「あー、この情報古くなってるね」とのこと。

結局、そのシステムをローカル環境で動かすのに必要な手続きは用意されてなかった模様。で、その後どうなったかというと…自分が情報を更新し、このプロジェクトに後から入って来る人間の為に残しておくことになりました。

他にも、「このプロジェクトに入って人はこのプログラムを修了させてね」とのメールが来たのでそのメールの中にあったリンクをクリックしたら出てきたのは”404 Not found”が出てきたり、新入社員向けのプログラムを解いていたら説明文がlorem ipsumになっていたんで「この説明文、間違いじゃないですか?」と社内の質問メール箱に質問を送ると「そうだね。直しておくよ」という回答を貰うも何週間もほったらかしになっていたり。

私が何かしくじったわけではないんで別に悪びれる必要は無いんですが…几帳面民族である日本人の血が流れている私からすると「この会社の人達、こんな雑な環境で働いていて平気なんだろうか?」と思わずにいられませんでした。

不満その2:同僚の仕事が雑

先述のプロジェクトで開発しているシステムをローカル環境で動かせるようになった。その後テストを走らせてみたらなぜか赤字のconsole.errorが何百回も出てくる。が、テスト自体は全部パスしている。

チームメイトに「あのさ、テストは全部パスしてるのにconsole.errorが何百回も出てくるけど、これ何なの?」と尋ねると

チームメイト「あぁ、その警告は全部無視していいよ。このシステムはいい加減なテストを書いている奴がたくさんいるからそういう無駄なメッセージが出てくるだけなんだ」

私「でも本当にエラーが起きたらそのエラーは何百もある無駄なメッセージの中に埋もれるだろ?みんなどうやってテストしてるの?」

チームメイト「正直言うと、俺らの中でちゃんとテストコードをメンテナンスしている人っていないみたいなんだよね。皆自分に振られた実装をこなしてあとはビルドが完了すればいいや、みたいな」

 

おいおい本気でそんな事言ってるんかい?エンジニアとして就職して4社目だけどそんなセリフを聞いたの初めてだぜ。

 

その後も、ローカル環境で(デバッグの一環として)UIのボタンをいじってたらREST APIがエラーを返してくるようになった。ググってもわからないのでチームメイトに尋ねると「うちらが使ってる開発環境、不安定なんだよね。俺はエラーが出てこないボタンを押しまくってエラーが出てこないやつを探すよ」とか「それは他のチームが作った機能だから俺はわかんないや」みたいな回答が返ってきたり。

 

以前、『賃金は能力よりも住むところで決まる』みたいな言葉を目にしたことがあるんですが、この会社に来てからまさにその言葉の通りだなぁとつくづく感じてます。前職の同僚達の方が遥かにいい仕事をするのに、賃金は今の会社の方が上。まるで求められる仕事の質は下がって賃金だけ上げてもらったような気がしないでもないです。

「テキトーな仕事してて給料もらえてラッキー」

普通の人ならそう喜ぶしれませんが、労働民族である日本人の血が流れているせいなのか、私は「ここに来たのは正解だったんだろうか」と若干途方に暮れています。

で、これからどうするのさ?

さて、ここまでチェコ移住後の不満を書いてきたんですが、アパートを1年間契約してしまったし、(この記事で話した通り)1年以内に今の会社を辞めたらビザ申請と渡航にかかった費用を会社に払い返さないといけません。なので少なくとも1年間はこの街に住んで今の会社に居続けます

そもそもこの会社に来た理由とは

  • 賃金が上がるから
  • AWSを使った開発経験を積めるから

…です。

理由の2つ目についてですが、自分はフルスタックのウェブ開発者で、この職種で高給なポジションや大きな会社が用意しているポジションだと、LinkedInとかの広告に『クラウド技術(AWS, GCP, Azure)のどれかを使った開発経験、必須(あるいは歓迎)』みたいなことが書かれていることがよくあるんです。なので、今後賃金が大きく上げてやるために、市場で一番需要があるAWSの開発経験を積みたかったんです。

さっき書いた通り、正直今のプロジェクトと同僚には不満です。でも1年ここに勤めたらとりあえず「AWSでウェブ開発したことあります」と言えるでしょう。だからそれまでは修行のつもりで労働します

ちなみに1年後もプラハに住み続けるかどうかはまだ未定です。とりあえず今のところはこの街の生活を全然楽しめてないです…が、まだ1ヶ月しか経ってません。なのでもうしばらく経ったらそれまでの暮らしを振り返ってみようと思います。

でも、今の職場はきっと1年で去るでしょう(去年の暮れから今年の初めまで一生懸命転職活動したのに、また来年も同じことするんかい…)。その後の選択肢は

  1. プラハにある別の会社の求人に応募する
  2. タリンにある会社の求人に応募する
  3. (未練のあった)ベルリンにある会社の求人に応募する

…の3つかな。もし転職先が見つからなかったらマネージャーに「別のプロジェクトに参加させてくれ」と頼みます。それまで辛抱です。

POSTED COMMENT

  1. ねろ より:

    老後の心配をしないためにどうしてますか?

    • 高橋 より:

      ねろさん

      >老後の心配をしないためにどうしてますか?

      コツコツとインデックスを積み立てています。
      https://www.hiroki-t.com/starting-index-investing
      あとは日頃健康的な生活を心かけています。病気になるとお金がかかるし、仕事を続けられなくなったら困るので。

      >老後の安心のために北欧に行くのは、間違えですか?
      間違いだとは思わないです。誰だって福祉が充実している社会の方が(してない社会よりも)望ましいでしょうし。

  2. ねろ より:

    老後の安心のために北欧に行くのは、間違えですか?

  3. ねろ より:

    老後、万が一病気になった時、認知症になってしまった時、移住先でどのような対策を考えていますか?
    例えば、経済面です。
    認知症になった場合、介護や経済資金をどうしますか?
    また、チェコやエストニアで、認知症や病気になっても施設に入れるでしょうか?

  4. ねろ より:

    私も留学先をチェコかエストニアにしようか考えてますが、万が一老後に病気になった時
    認知症になるなど介護が必要になった場合
    を考えて日本にいるべきか悩んでいます。
    本音をいうとさっさと日本を出たいのです。
    高橋は、どのようなにお考えですか?

    • 高橋 より:

      ねろさん

      >老後、万が一病気になった時、認知症になってしまった時、移住先でどのような対策を考えていますか?

      病気になったらお医者さんに診てもらいます。
      認知症になったら介護してくれる人をお金を払って探します。もしその時に自分の世話をしてくれる人が身の回りにいたら話は別ですが、老後の人間関係のことまで今から計算できません。なので、お金を払って自分の世話をしてくれる人を探すつもりでいるのが一番確実かなぁと。その為にも今からコツコツとインデックスを積み立てています。

      >また、チェコやエストニアで、認知症や病気になっても施設に入れるでしょうか?

      聞いたことがないです。
      私は医療に関しては素人なんでこれはただの想像なんですが、認知症になったら外国語を話せなくなるんじゃないかという気がします。
      仮にチェコやエストニアで認知症を発症した後にどこかの介護施設に入れてもらえることが可能だとしても、介護してくれる人と意思の疎通ができないんじゃないでしょうか。
      そこまで認知症になってしまった時のことが心配でしたら、チェコやエストニアではなく、日本語を話せる人がたくさんいる国を選んだ方がいいのではないでしょうか?

      >高橋は、どのようなにお考えですか?

      若い間は手取り収入の増加+毎月の投資金額の増加に励む。老後はお金で他人を雇って自分の世話を見てもらう。これが私の老後についての考えです。今はチェコに住んでいますが、リタイアしたら東南アジア諸国のようにもっと物価が低いくて日本語を覚えようとしてる人が比較的多い国に住むのもアリかな、なんてことも考えてます。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください