ポーランドでの生活

ポーランドで過ごした2年間は時間の無駄だったのか

3日前、ポーランドからエストニアに移動しました。

「新しい国で新しい生活が始まる」と、普通なら興奮を覚えるはずなんですが、電車と飛行機での移動中に私が感じていたのはむしろ虚無感と憂鬱でした。なぜでしょう?思いつく理由といえば、ポーランドで過ごした約2年の間、

  1. 希薄な人間関係しか作れなかった。ジムとポーランド語教室に通うことで緩い繋がりはできたけど、親友と呼べるような人間は一人もいなかった。
  2. 自分に対して何か誇れるようなことを何もできなかった。

 

2つ目についてもうちょっと詳しく話すと…

今を遡ること9年前、私はオーストラリアに旅立ちました。当時の私は何も無い人間でした。”何も無い”とは、誇れるような経歴や特技がないという意味です。が、大学院での講義についていくため毎日必死で勉強し続け、『ここで職歴をつけずに帰国なんてできない』と一生懸命就活し、オーストラリアで就職先を見つけた後もプログラミングの勉強を続けていった結果、”何も無い人間”から”何かしら持っている人間”に変身できたのです。

プログラミング以外にしたいことが見つからず、そしてビザの都合で転職できなかった私はオーストラリアを去りました。が、オーストラリアで過ごした約6年が無駄だったとは思いません。

その一方、ポーランドで過ごした2年の間でやったこととは、UI開発が多少うまくなったことと、中途半端なポーランド語能力を身に着けたことの2つだけ。『ポーランドにいた間、俺はこんな素晴らしいことをしてやった』と、自分に対して言ってやれることは特にありません。

 

「ここに来た意味あったのかな…」

エストニア行きの飛行機に乗るためにヴロツワフからワルシャワへ電車で向かっている途中、そんなことを考えました。ポーランドに来たこと、2年近くの時間をここで費やしたことを少しでも美化できる要因を、電車の窓から外を眺めながら頭の中で探し続けていました。

(ポーランド住んでいたアパートから徒歩5分くらい離れた場所にある風景)(ポーランド時代に住んでいたアパートから徒歩5分くらい離れた場所にある風景)

 

私はポーランドに…

  • 転職の機会
  • 旅行の機会

を期待していました。そしてポーランドはそれに応えてくれました。が、不思議なことに、ポーランドを去る私には虚しさ以外に感じるものはほぼ何もありませんでした。

「じゃあ俺がここでしたかったことって一体何だったんだろう?」

私が心の底で求めていたものは、(オーストラリアでできたように)自分に対して誇れる何かをすることだったのかもしれません。

 

ポーランドは今でも観光地としては素晴らしい国だと思っています。が、特に恋しいとは思いません。少なくとも今日の時点では。

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