英語

IELTSの準備をしよう

私のように中学レベルの英語すら忘れてしまった人が、いかにIELTSの準備をすべきかについての対策論を書きたいと思います。

IELTSとは

IELTSはオーストラリアへの留学、そして就労・永住ビザの申請するために必要な英語のテストです。(IELTSの代わりにTOEFL・PTEといったテストを受けることもできますが、オーストラリアで最も一般的なのはおそらくIELTSです。)IELTSは2種類あり、留学の場合はAcademic Module、その他の場合はGeneral Moduleを受けることになります。

IELTSはReading, Listening,Speaking, Writing, の4科目から構成されており、各科目が9.0点満点となっております。

大抵の場合、留学希望者はAcademic Moduleで以下の点数を取らなくてはなりません。

  • TAFEに入るためには :全科目の平均が5.5点以上、各科目で最低5.0点
  • 大学に入るためには:全科目の平均が6.0点以上、各科目で最低5.5点
  • 大学院に入るためには:全科目の平均が6.5点以上、各科目で最低6.0点

(専攻によってはそれ以上の点数を求めらる場合があります。)

告白

具体的な対策を話す前に、断っておかなければならないことがあります。

大学院に入るためにはIELTSの全セクションで平均が6.5点以上、各セクションで最低6.0点取らなければなりません。しかし、私はそこまでの点数を取る前に渡豪し(2013年の2月)、その後数ヶ月ワーホリビザで現地でバイトをしながら英語の勉強を続け、大学に付属している英語の準備コースを経てから大学院に入ったのです。

IELTSで6.5点取れるまで日本で英語の勉強をし続けることも出来ました。が、そうする前にオーストラリアへ来た理由は・・・

  • 以前勤めていた会社の先輩達に「俺は2012年中にオーストラリアへ行く」と宣言してしまい、それをあまりにも引き伸ばしてしまったら面子が潰れると思ったから
  • 早くオーストラリアへ行きたかったから

・・・です。

就労ビザの延長のため、私は2017年にもIELTSを受けたのですが、その時の点数は平均で7.5点でした。

なので、もしあなたの目標が渡豪してすぐに大学院に入ることが目的なら、以下のIELTS対策を書いた人間は一応6.5点以上を取ったけれど、そいつは日本にいながら独学でそれを達成したわけではないという事をご了承ください。

基礎を作る

私が参考にした英語の勉強法は「英語上達完全マップを10ヶ月やってみた」です。

このサイトには、英語の勉強をやり直す前は

中学レベルの文法と単語はなんとか覚えているが、完了形と関係代名詞はあやふや

だったと語るサイトのオーナーが、いかに10ヶ月でTOEIC890点取れる位まで英語力を上達させたかが記録されています。

オーストラリアへ来る前、私はこのサイトとほぼ同じ手順で勉強していました。学生時代の英語を全然覚えていない状態から英語をやり直した人間として、私は是非この勉強法を独学で英語の基礎を作り上げる方法としてお勧めしたいです。

まずは上記のサイト、そして本家の英語上達完全マップを一読することをお勧めします。ちなみに英語上達完全マップにはウェブサイト版も存在します(内容は書籍版とほぼ同じです)。何時間もブラウザを見続けることが苦痛でないようでしたら、こちらをご覧ください。

IELTSで6.5を取るには10ヶ月では不十分?

上述の「10ヶ月やってみた」は、英語をやり直したい人にとって素晴らしい手本だと思います。しかし、もしあなたの目的が英語を全然覚えていない状態から大学院まで入れるくらいまでIELTSの点数をあげることでしたら、これと同じ手順で勉強することは十分ではないかもしれません

私は1年半位この方法で会社員をしながら勉強し、ほぼ同じ分量の勉強をこなしました。しかし、全科目の平均が6.5点以上、各科目で最低6.0点とれる程のレベルには到達できませんでした。

以下、学生時代の英語を全く覚えていないけれどIELTSで6.5を取ることが目的である人にとって、上述の「10ヶ月やってみた」通りに勉強するだけでは不十分かもしれない理由です。

理由①:ライティングとスピーキング用の対策が必要

IELTSのライティングは独自の採点基準を設けており、その基準を満たすような文章を書かなければ高得点がでません。

例えば、その採点基準の一つが”Grammatical range and accuracy”、つまり幅広く且つ正確な文法表現です。高得点を出すにはただ文法的な誤りが無いだけでなく、様々な文法表現を盛り込んだ文章を書かなければならないということです。

同様に、ライティングにおいて、あなたは統一性(”Coherence and cohesion”)のある英文を書かなければなりません。具体的に言うと、接続詞(Butなど)、接続副詞(Howeveなど)、代名詞(They)、目的語(Them)、所有格(Their)、再帰目的語(Themselves)といった表現を適切に使い、問題に合った首尾一貫した英文を書かなければなりません。

「10ヶ月やってみた」の方が例の10ヶ月で使った教材をこなすことで、あなたは様々な文法表現を覚えることができますし、あなたが書く(そして話す)英語の文法的な正確さは向上するでしょう。しかし、試験本番でそれらの知識を駆使して英文を書くには、そのための練習が欠かせません

ライティングと同様、スピーキングにおいても、採点基準通りに英語を話さなければ高得点は取れません。英語上達完全マップ通りに学習し、英語が口をついて出てくるようになったら、今度はオンラインのチューター等を頼るなどして試験のための練習をすべきです。

理由②:Academic Moduleのリーディング問題を理解できるようになるには、もっと難易度の高い英文に慣れるべき

IELTS(Academic Module)のリーディングで6.0点以上取るには、「10ヶ月やってみた」の通りに10ヶ月勉強するだけではおそらく不十分です。(少なくとも、私の場合はそうでした)

リーディングで高得点を取るためには、文法や単語を覚えることに加えて、返り読みせずに英文を読める能力が必要です。なぜならIELTS Academic Moduleのリーディングで返り読みをしている時間はそれほどないからです。このための能力は、主に長文の音読をすることで養われます。

10ヶ月の彼は速読英単語(大学受験向けの参考書)とアニメを使って音読をしていたようです。しかし、速読英単語を返り読みせずに読めるようになっただけでは、Academic Moduleのリーディングに太刀打ちするのは難しいと思います。なぜなら、Academic Moduleのリーディングは、General ModuleやTOEICと違い、易しい英文が存在せず実際に大学の講義で使われるレベルの英文しか出てこないからです。そして、そういった英文は速読英単語の英文よりもはるかに難しいです。

あなたの目的が大学院へ行くことで、他の科目で6.5以上取れるからリーディングは6.0で十分だと仮定しましょう。あなたは40問中23問以上正解しなければなりません。私は速読英単語を終え、過去問を数回解いた後でIELTSを受けましたが、リーディングの結果は5.5でした。つまり、私の点数は22~19点の間だったということです。

6.0点(あるいはそれ以上)を取るためには、速読英単語よりも難しい英文に慣れることを勧めます。

それに、あなたが大学や大学院で学位を取りたいのなら、いずれにせよあなたはAcademic Moduleのリーディングが難しく感じなくなる程まで読解力を上げなくてはなりません

繰り返しますが、これらの理由はあなたが学生時代の英語を全然覚えていないことを仮定しています。

では、英語を中学レベルからやり直さなくてはならない人がIELTSを受験するに当たり、どういった形で勉強を進めていけばいいのでしょうか?

次の記事で具体的な学習プランを紹介します。

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