オーストラリアで働く

ITエンジニアに転向してみて良かった点・悪かった点

「文系だけどITに興味がある」

オーストラリアで出会った学生・ワーホリの日本人の中で、そんな事を言う方に何度か会ったことがあります。そういう人達に「日本では不動産関係の会社に勤めていました」と伝えると、以下のような質問をほぼ毎回受けます。

「ITに転向したのは成功だったか?」とか、

「苦労しなかったか?」とか。

(就職・転職活動中、面接官からもよく尋ねられました。「なぜ前職が不動産関係の仕事なのか?」と)

今回の記事では、「文系だけどITに転向してみようかなぁ」と考えている人(特に、外国で働いてみたいと考えている人)を対象に、IT技術者に転向してみて良かったと思う点・この仕事をする上で問題だと感じる点を、それぞれ3つずつ挙げていきたいと思います。

プログラマーという仕事の問題(?)点

まず、この仕事の問題(と感じる)点から挙げていきます。

1つめは、以前以上に非社交的な人間になってしまったということです。仕事の性質上、他人との接触が減り、その一方で勉強や開発に費やす時間ばかりが増えてしまって結果、孤独でいることに慣れすぎてしまいました。結果、カンファレンスや勉強会といった人脈を作るためのイベントへ行くこと…というか、人脈を作るという行為自体が面倒に感じるようになってしまったのです。だって情報交換や勉強がしたければ、Youtube、Stackoverflow、そしてUdemyみたいなオンラインスクールを使えばいいじゃないですか。LinkedInとか使えば、引きこもりにだって転職先は見つけられるし…。

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2つ目はコミュニケーション能力が落ちた(ような気がする)点です。なぜそう思うのかって?あくまで個人的な意見ですけど、プログラミングに没頭しすぎると性格がどんどん内向的になっていくと思うんですよ。他人に囲まれて世間話をしているよりも、今開発しているアプリの事について頭の中で考えていたほうが楽しく感じたりするわけです。結果、知らない人達がたくさんいるパーティみたいなイベントに行くと、何を話せばいいのかわからなくなってしまうのです。

(誤解してほしくないのですが、別に内向的な事はいけないことだとかそういった事は言ってません。内向的であることは素晴らしい面もあるんですよ。こちらの方が仰るように。)

あなたがずっと開発者だけやっていくつもりなら、自分がおしゃべり上手かどうかなんて気にする必要はないのかもしれません。が、いずれアーキテクトやプロジェクトマネジャーになるつもりなら、(世間話の達人になる必要はなくとも、)人間関係に関するソフトスキル全般を磨くことはいずれ必要となるのではないでしょうか。

3つ目は視力が急激に落ちたということです。これは説明要りませんね。

じゃあ、この仕事の良い点は?

以下、IT技術者に転向して良かったと思う点です。

まず一つ目が働ける場所の選択肢が激増したということです。自慢気ですいませんが、経験がまだ3年にも満たないにも関わらず、オーストラリアの勤め先のみならずEU圏の企業からもビザを出してもらえるようになりました。「住みたい国に住めるようになりたい」という日本でのサラリーマン時代に持っていた夢は、IT技術者になることによって叶えられたのです。

さて、あなたに質問です。

ここまで簡単に労働ビザを出して貰える仕事って他にあるでしょうか?

高給を稼いでいる自営業者・フリーランサーの方ですら、外国に長期間滞在しつつ働く事は(不可能とは言わないけど)難しいでしょう。だって、留学生・ワーホリ・駐在員でもなければ、長期滞在向けのビザなんてどこの国でも簡単に手に入らないでしょうから。

(ボーダーランを繰り返すのを厭わない人・あるいはお金持ちで投資家ビザに申請できる国に行く人なんかは話は別ですけど、それはこの記事の話の趣旨と異なるので割愛)

医者や看護師といったどこの国でも不足している(であろう)医療系の職に就いている人なら話は別かもしれません。が、それらの仕事は他人とのコミュニケーションが円滑に取れないと仕事にならないでしょうから、現地の公用語の習得が必須です。が、プログラマーは英語さえできれば現地語を知らなくてもビザを出して雇ってもらうことができるのです。

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おまけに、フリーランスのエンジニアに転向してしまえば、さらに移動の自由が効きます。(話がそれるので詳しくは話しませんが、私も今から1年以内に副業でフリーランスを始める予定です。)

要約すれば、住みたい国に住めるようになりたいと願っている人にとって、ここまでありがたい仕事はない訳です。

2つ目は、この仕事のほうが自分の気質に合っているという事です。

私が日本でやっていた仕事の大部分は人とのやり取りであり、クレーム処理がとりわけ苦痛でした。(なんでそんな仕事選んだのかって?伸びる産業だと思ったし、文系で語学力も無かったので技術的・専門的できない仕事の中では一番いいかなと思ったんですよ、22歳の頃に。)

でも、会社員1年目に、クレーム処理や営業活動をするよりも新しい知識を獲得するほうが楽しいことに気付いたのです。プログラマーは日々新しい知識・技術を身につけるのが生活の一部なので、こういった仕事のほうが自分に合っていると思っています。

3つ目は賃金が上がった事です。

ITはオーストラリアでは賃金が高い産業であり、関連した学位を手に入れ、3〜4年も経験を積めば、国の平均給与を越すことは難しくありません。

(まぁこれは理工系全体に言えることなんですけどね。以前、オーストラリアで働きたい人向けに「理工系の仕事がお勧め」みたいなことをいったのですが、その時の記事を貼っておきます)

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私がこれからお世話になるポーランドでも、ITは高給な業界として認知されているようです。

最後に

転職のため来年からオーストラリアを離れてポーランドで働くことになり、また今の勤め先を離れる時点で丁度勤続が3年という区切りの良いタイミングになるので、今日はこっちでの仕事経験を振り返るいい時期かなぁと思ってこんな記事を書きました。

一応この仕事にもデメリットはありますが、

  • 色んな所に住める
  • 性格に合っている

というメリットが自分にとっては大きいので、しばらくはこの仕事で食っていくつもりです。

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