ポーランドで働く

ポーランドで働くことを決めた理由

ポーランドで働くことを決めた理由

「ポーランドって旧社会主義国でしょ?発展途上国でしょ?」

日本に一時期国中に会った人に「次はポーランドで働く」と伝えたらそういった困惑した返事をもらったことが何度かありました。

大多数の日本人にとって、ポーランドでサラリーマンをしに行くというのはかなり珍しい生き方でしょう…ていうかむしろ大多数の日本人はポーランドがどこにあるのかすら知らないのではないでしょうか。

で、今日はポーランドで働くことを決めた具体的な理由を話したいと思います。

理由1:以前ポーランドに来た時に印象が良かったから

私は2016年に初めてポーランドに来たのですが、その時に「ここだったら住んでもいいかな?」と思えるくらい良い印象を受けました。具体的にどんなことろが良かったのかと言うと…

人が親切

アジア人が珍しいせいなのか、電車の中やスーパーで誰かに話しかけたり、道を尋ねたりすると、とても親切にされました。

例えば、飛行機に乗って移動していると、隣に座ってたポーランド人にポーランド語での挨拶を教えてもらい、その後に一緒に町の中心までタクシーまで送ってもらったり。

「この辺に良いバーはないかな」と思って路上で人に尋ねてみたら、店を教えてもらっただけでなくその人の友達に混ぜてもらったり。

そして直近では、空港で会ったポーランド人が「アパートを探しているのか?俺のガールフレンドがアパートを貸してるから、よかったら紹介するよ」と連絡先を渡してくれたり。

そんな感じで、少し話かけてみたりすると、頼んでないのに助けの手を差し伸べてくれる人に多く会いました。

ちなみにオーストラリアでこういった出来事は1年に1度か2度くらいしか起きませんでした。オーストラリア(というかブリスベン)はアジア人がとても多いので「珍しさによるボーナス』みたいなのが存在しなからなのかな、と勝手に思ってます。(別に「オーストラリア人は冷い」とかそういう事を言ってるわけではありませんよ。)

が、ポーランドではこういった出来事(=公共の場で知り合った他人と仲良くなったり何かを手伝ってもらったりする)がほんの1週間程度の滞在中に何度も起きました。

会う人間の人種/民族がオーストラリアのそれと全然違う

オーストラリアには沢山の外国人が住んでおり、住んでいる人間の人種及び民族が多様であることが知られています。

が、私が6年近くのオーストラリア生活で知り合った外国人のほとんどが中国人、韓国人、インド人でした。(学生時代にはもっと色々な国の人と会う機会がありましたが。)

別にこれら3カ国の人に対して嫌悪感みたいな感情は微塵も持っていないのですが、あまりも私が会った外国人の出身国が偏っていたので、「オーストラリア(というかブリスベン)て本当に多様かなぁ」と度々疑問を持ちました。

(そしてそんな私自身も、数多くいるアジア人労働者の一人でした。)

その一方、ポーランド、チェコ、スロバキア、オーストリアといった国々をバックパックを背負って訪れた時、他のヨーロッパの国々から留学・就職に来ている人に加えて、中国人やインド人だけでなく、旧ソ連、中東、アフリカといったオーストラリアで住んでいた時にはあまり会わなかったような人と出くわすのに気付き、「この辺の国のどこかに住んだら面白ろそうだな」などと感じました。

いろいろな国へ行きやすい

地図を見てもらうとわかるのですが、ポーランドはヨーロッパの真ん中に存在します。

ポーランドの地図

日本やオーストラリアは島国なので、飛行機(あるいは船)を使わなければ外国まで行けない一方、いろいろな国と陸路で繋がっている国なら外国を訪れるのが簡単そうに思えました。

過去の記事にも書いたのですが、私は外国で働けるようになるのを目指す前、世界中を旅する事が夢でした。
なので、ポーランドみたいな国に住めば、気軽に別の国へ行けて楽しそうな気がしました。

「え?ちょっと待てよ。陸続きで他の国とつながってる国ならいくらでもあるし、別にポーランドじゃなくても良かったんじゃないの?」

その通り。
転職活動中、私には「住んでみたい国(街)リスト」なるものがあり、ポーランドはその中の一つでした。ポーランド以外にこのリストに載っていたのは…

  1. オランダ(アムステルダム)
  2. フィンランド(ヘルシンキ)
  3. エストニア(タリン)
  4. ラトビア(リガ)
  5. チェコ(プラハ)
  6. スロバキア(ブラティスラバ)
  7. ウィーン(オーストリア)

これらの国のどこかから、自分が使いたい技術を使えて、なおかつ(現地の基準で)良い賃金がもらえそうなオファーが手に入ったら、そこでお世話になるつもりでいました。(言い換えれば、別にポーランドじゃなくても上記の国ならどこでもよかったのです。)

今の勤め先からオファーをもらった後も2週間ぐらい転職活動を続けたのですが、結局このオファーが一番自分の希望とマッチしていたので、こちらでお世話になることにしました。

その具体的な”自分の希望”とやらが以下のような感じです。

理由2:仕事のポジションが面白そうだと思ったから

オーストラリアに居た頃、私はバックエンド中心のウェブ開発者であり、

「それなりにバックエンド開発の経験を積んだから、フロントエンド開発かインフラ周りでもっと経験を積んで、それなりの大きさのアプリを一人で作れるようになりたいな」

と考えていました。

ウェブ開発の事を知らない人の為に、これらを大雑把に説明すると…

フロントエンド開発:ブラウザ(あなたが今この瞬間見ているソフト)で何を表示するか、そしてブラウザ上に表示されている要素(例:申し込みフォームの送信ボタンや入力ボックス等)がどんなことをするのかを決めるためのコードを書くこと。

バックエンド開発:ユーザーがブラウザからウェブサーバー(サイトやアプリを動かし、インターネットで利用可能にさせるための機械)へ送信した情報の処理や保存を行うためのコードを書くこと。

インフラ:ウェブ開発で”インフラ”というと、大抵はネットワークやサーバーの事を指します。大企業ではインフラ整備/構築のためにインフラエンジニアを雇っている場合が多いみたいです。

(でも、バックエンド開発者として働いているとサーバーの構築を任せられる事がありますし、ネットワークやサーバー関連の知識があるとバグの発見やアプリの速度の改善に役立つ時があります。なのでバックエンド開発者の中にはインフラについて詳しい人が結構います)

私は開発者としては最終的に上記のような事が一通りできるようになることが目標です。こういった開発者はフルスタック開発者(Full stack developer)などと呼ばれています。

で。

今回その企業のポーランドの部署から頂いた求人というのが、フロントエンド開発を中心とするポジションでした、そして私が使いたい技術を使うポジションであったため、「ここでしばらく経験を積めばフロントエンドの腕をあげられるかも」と思い、応募してみたわけです。

理由3:(現地の基準では)良い待遇を提示してもらえたから

現在、ポーランドでの平均月収は日本円にして15万円程(税抜き後は12万程?)と、日本のそれよりも低いです。

Googleに1人あたりのGDP(年収)を尋ねてみた結果が以下の通り。

ポーランドの一人当のGDP(ポーランドの一人当たりのGDP)

 

じゃあ日本は?

日本の一人当のGDP(日本の一人当たりのGDP)

 

…これだけ見ると、とても仕事をしに行く国には見えないですよね。

冒頭で話した通り、日本に一時期国中に会った人に「次はポーランドで働く」と伝えると

「なんで日本より賃金が低い国へ行くの?」

と、困惑した返事をもらったことが何度かありました。

が、私は面接時に現地の基準ではかなり良い賃金を提示してもらえたのです。(でも平均的な日本人サラリーマンから見たら全然大したことない額です。誤解なきよう。)

オーストラリアで働いていた頃、私は平均よりも低い賃金で働いており、もうあと2年働いて永住権を得なければよりよいオファーを獲得できる見込みがありませんでした。

(オーストラリアで働き出した頃はIT未経験でしたしたので、賃金が平均以下だったのは仕方ないかなと思ってます。それにその職場では役立つ技術をたくさん教えてもらったので、その会社で経験を積ませてもらったのは感謝してます)

しかし、ポーランドはオーストラリアよりもずっと物価が低く、このオファーをもらって働けば、仮に手取りの賃金が下がっても手元に残せる額が増える見込みが高かったのです。

最後に:ポーランド滞在中にしたいこと

いつまでポーランドにいるのかはまだ決めてませんが、最低でも1年はいるんじゃないかと思います。その間に達成したいことがこちら。

(優先順位が高い順です)

1・ポーランド人の彼女を作る

オーストラリアに行く前に「現地人の彼女ができたらいいな」と思ってましたが、残念ながらローカルの女性とは縁がありませんでした。ポーランドでは是非達成したいと思います。

2・TypeScript + React.jsのアプリを作れるようになる

これらは今の職場で使うフロントエンド開発の技術です。React.jsは前の職場でも使ってましたが、TypeScriptはまだ未経験です。

3・SASSを覚える

これもフロントエンド開発で使う技術です。

4・作りかけのウェブアプリを完成させる

近い将来、フリーランスとして仕事を取れるようになりたいです。そのために「こういうアプリが作れますよ」とアピールする為に、架空のECサイトを作ってます。

5・今のよりもカッコいいポートフォリオサイトを作る

これも将来フリーランスとして働くためのモノです。

 

と…色々目標を書いてきましたが、クビになってしまったらそんな事言っていられないので当面の間は「クビにならないこと」を目標に頑張ります。もしこれらを達成する前に首を切られたら…その時は笑ってやってください。

POSTED COMMENT

  1. You3305 より:

    面白い記事ですね、私もポーランド在住で、デジタルマーケティングの仕事に従事しています。よければ今度飲みにでもいきましょう。

    私のサイトhttp://www.japan-digital.com/

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください